上手に断る方法

上司からの仕事を安請け合いしてませんか?

この世のトラブルの半分は、イエスを言うのを焦りすぎ、
ノーを言うのを渋りすぎていることからくる。

ジョシュ・ビリングスペシ(作家)

だそうです。

相手をがっかりさせたくないから、ついつい二つ返事で引き受けちゃいますよね。

でも、自分の目的を達成するために肝心なのは、
『肝心なことを、肝心なままにしておくこと』なのです。

上手に「ノー」って言いたいですよね?

エッセンシャル思考という本に上手に「ノー」と言う技術が紹介されてました。

その中から私が実践しようと思った3つを紹介します。

①とりあえず黙る
・何かを頼まれたら少しだけ黙る。
・3つ数えてから自分の意見を言う。
・相手が気まずくなって何かを言うまで待つ。

②トレードオフを意識させる
・「では、今抱えている仕事の中でどれを後に回しましょうか?」
・「複数仕事を抱えているので、これをすると品質が落ちてしまいますが、」

③肯定を使って否定する
・喜んで引き受けるふりをして、実は断る高度テクニック。
・「どうぞ、車を使ってください、キーを置いておきますね」
・全面的に巻き込まれたくない時に有効。

エッセンシャル思考

私が新しい組織のマネージャーに任命された当初は、他の組織から多くの仕事が振られてきました。そのたび、自分たちの仕事の範疇を説明して、キッパリ断ってきました。

しかし、相手は手を変え品を変え仕事を振ってくるのです。
結局、依頼が一向に減らなかったので、その方法は良い断り方ではなかったかもしれません。

仕事を振られる攻防戦に疲れたころ

同僚のマネージャーにいつも仕事をすり抜けている人が目にとまりました。
その人を観察すると、とりあえず黙るという手法を使っていました。

私もその方法を試してみることにしました。

とりあえず、10秒ほど黙ってみました。(体感で30秒ほど)
気まずい雰囲気に包まれたところ、居たたまれなく手を差し伸べてきた第三者がいたのです。

「とりあえず、この仕事は一旦保留にして他の方法を考えませんか?」って提案してくれたのです。
そのおかげでその件で、私に仕事が振られることはありませんでした。

「これは使えるな。」
っと思って、たまに使ってます。
でも同じ方法ばかりだと見透かされるので注意してくださいね。

次は「トレードオフを意識させる」を試してみようと思います。

上手に断るバリエーションを増やして、
有害な仕事を回避してくださいね。





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