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成果を上げる要因とは?

【質問】
・アスリートがビジネスの世界で成果を挙げられない理由
・アスリート経験が強みとなること/弱みとなること

【答え】
私は、自分を律しながら継続して心技体を高めるアスリートの姿勢に敬意を示しています。アスリートの強みは、真摯に1つの能力を磨き上げていけることだと思います。

一方、その能力は特化しており、走高跳の技術や知識は、走高跳で役に立つものであって、ビジネスの世界で直接役に立つものではないと思います。
ビジネスの世界ではビジネスの知識が必要で、多くのアスリートが、ゼロから新しい知識を習得することに尻込みしてしまっていることが、成果を上げる人が少ない要因ではないかと思います。

1つの能力を磨き上げる経験は、他の分野でも生かされる強みです。
能力を磨き上げる過程で「使う知識を変換する」だけなので、学びが始まったら成長速度は速いと思います。

休養日や空き時間に「学び」をして、いろんなアイデアやオプション(選択肢)を準備しておくことが、違うキャリアに移ったときに成果を上げられることに繋がると思います。
そういった人が増えていくことが、ビジネスの世界で成果を挙げるアスリートが増えていくことに繋がっていくと思います。

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グロービス名古屋校で学長セミナーが開催され、質問の機会を得ることができました。「いくつもの困難を乗り越え、目標に対する執着心が人一倍強いアスリートがビジネスの世界で成果を上げられない訳がない」と思っていたので、何か根本的な問題があると思い冒頭の質問をしました。

回答いただき、走高跳を例に答えてもらったことが嬉しかったのと、俯瞰的にアスリートのキャリアを見ていただいていたことに驚きでした。

尻込みする部分は確かにと思いました。十何年間かけて成果を上げた競技を「もう1回最初から」と言われたら100%渋ると思います。ゼロから始める苦労と時間を知っているからこそ、余計渋るんだと思います。
ただ、始めの1歩があり、成長速度が速いのなら頑張れそうな気がします。

明日から知識と能力を高めて、成長した姿で、またセミナーを受講できるように頑張りたいと思います。

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