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フリーランスに向かない人ってどんな人?エージェントのプロがぶっちゃけます!

こんにちは。ぶっちゃけエージェント、ROSCAの鈴木です。

なんだかぶっちゃけエージェントを名乗ってるくせに、最近ぶっちゃけたnote書いてないなあ。と思い、今回はこんなテーマにしてみました。

ぶっちゃけフリーランスにならない方がいい人の特徴!

(うわあ、現役フリーランスの方に怒られそう・・・笑)

今まで何人ものフリーランスの方とお会いしてきましたが、「正社員でいた方が絶対よかったのに、、、」と感じることが多くあります。そのエンジニアさんにとっては思い切った選択で、まさにこれから!と決意してのことですし、まあ最終的にはやってみないとわからないことなので、全力でサポートするのですが。

そのため、今回のnoteはフリーランスエージェント業を長年やってきた僕個人の意見です!絶対フリーランスになってはいけない!というわけではありませんが、このnoteが今後の自分のキャリアを考える一助となればいいな、と思います。

・フリーランスに適してるマインドとは?
・最低限必要なスキルセットとは?
・開業に適していない年齢とは?

この3つの観点で、フリーランスに向いてる向いてないをまとめてみましたので、エンジニアの方は是非自分自身と照らし合わせながら読んでみてください。

あなたのマインドは正社員向き?フリーランス向き?

まず、前提でマインドが正社員向きか、フリーランス向きか、という話があります。

結論を先に言ってしまうと、文化祭的な「みんな」で何かを成し遂げる、ですとか会社の「みんなといる空気感がなんとなく好き、という人は正社員が向いていて、「自分」の趣味に全振りしたい、「自分」のやりたいことをやりたいときにしたいという人はフリーランスが向いている、と思います。

これはフリーランスと正社員の間には、よくも悪くも契約形態による壁が生じるからです。例えば正社員であれば契約期間は決まっていなかったり、依頼する仕事内容に制限や線引はないのに対し、フリーランスは契約期間さえ満了すればどちらかの意思で契約を終了することができますし、当初依頼している仕事内容以外は基本的に依頼できません。

フリーランスの方は、この契約形態により

「合わないなと感じた際にすぐ離脱できる」
「プログラミング以外の余計な仕事をしなくていい」

というメリットを享受できるわけですが、その一方でいつ離脱するかわからないので、

「サービスのコアな部分は任されにくい」
「会社の組織的なイベントに参加しにくい」
「会社から成長するための投資を受けにくい」

といったデメリットもあります。

結果として、社会や会社とのつながりを感じにくくなる、傾向があるのです。いや、それだけ?と思われるかもしれないですが、自分が組織に所属していることで「ここが自分の居場所だ」と安心感を知らず知らずのうちに感じている方は意外と多いものです。

少し状況は違うかもしれませんが、コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、周囲との関わりがなくなることにより精神的に不安になった経験がある方も多いのではないでしょうか?社会的に周囲との関わりが希薄になり、社会的に周囲との関わりが希薄になり精神的不安が起きることがフリーランスのリスクなのです。

フリーランスになってから苦労するスキルセットとは?

自分は個人主義だから、よし、フリーランスになるぞ!と意気込んでいる方!もう少し待ってください。フリーランスになるための準備は済んでいまか?

世の中は大フリーランス時代ですが、どんな人でもフリーランスになって成功(ここでは50代以降になっても継続的にお仕事を得られることと定義します)できるというわけではありません。

基本的にフリーランスは、今まで溜め込んだ自分の知識やスキルをアウトプットすることで、報酬を得る特徴を強く持っています。そのため、フリーランスになった後にスキルアップをするのはなかなか難易度が高いのです。

ここで、フリーランスになって失敗するパターンを一例あげます。

世の中でJavaエンジニアの方はたくさんいらっしゃると思うのですが、2年経験(工程は製造〜経験)を積んで独立したとしましょう。業界的に2年のJavaエンジニアを募集している案件はまあまああるので、順調に仕事を受注できます。手を動かす作業要員はどこも欲してますからね。

ただ、あることに気づくのです。設計の工程がある案件に全然入れない、、、設計の経験を積んでいないこの方は、そのまま40,50歳と歳を重ねていき、50歳の製造以降しか経験を積んでいないJavaエンジニアとなります。そうなってくると、製造の仕事は若手のJavaエンジニアにとられてしまい、自分には仕事が回ってこず、仕方なく格安の金額で仕事を受注することに。。

上記例は少々極端に書きましたが、要は準備不足で独立すると今はよくても、後々苦労することになるのです。では、何を持って準備ができたとするのか。僕個人的には下記にいずれかだと考えてます。

Web系の場合(自社サービス/EC系)
 ➮開発経験3年以上 + 要件定義〜/アジャイル開発の経験
業務系の場合(SIer系)
 ➮開発経験5年以上 + PL/PM等の経験

募集要項みたいですね笑 でも実際そうなんです。あくまでもフリーランスとして、40,50代になっても仕事を受注し続けるためにはこの要件をクリアすることが最低条件で、これを社員のうちの経験していくことが必要なんです。

40代以降だと厳しい?フリーランスをはじめるのに適している年齢は?

最後に、独立すべき年齢にも着目したいと思います。スキルがあるんだったら独立するのにタイミングなんて関係ないでしょ!そういった意見もあるかもしれません。ただ、50代以降だと必要になってくるのはスキルだけではないんです。

以前別のnoteでも書きましたが、世の中のフリーランス案件のほとんどに年齢制限というものがかかっていて、大体そのラインが50歳を境目としているのです。

そうすると必要となってくるのは「人脈」です。エージェントを使わなくても案件獲得ができるようになることなのです。そのためには人脈を形成するリードタイムが必要で、そのタイムリミットは50歳、なんです。

なので、例えば人脈0状態で45歳で独立すると、5年しか人脈形成に注げる時間がない。。無理とは言いませんが、発注元と深い関係を築くのには少々時間が足りていないように思います。

逆に言えば、正社員時代にフリーランスとして仕事をもらえる確かな人脈を築けていれば何歳でも独立OK!エージェントなんて使わずにバンバンお仕事を獲得していけば、幸せなフリーランスライフが送れるはずです!

フリーランスはあくまでも手段、正社員のメリットだってたくさんある!

いかがでしたでしょうか?今までの話をまとめるとこんなかんじです。

個人主義のマインドを持っていて、
40,50代になっても活躍できるスキルを身に着けた状態で、
30代までに独立をする(コネクションがある場合は別)

この3つをクリアしていれば、その方はフリーランスになることで幸せな人生を送れるはずです!、、、が、我ながら結構厳しい基準ですよね。笑

そう、意外とフリーランスってデメリットやリスクも多いんです。だから、フリーランスってなんだかキラキラしていて、自分もなろうかな?と独立を決めてほしくないと、僕は思います。

ただ、フリーランスの働き方を否定しているわけではなくて(僕自身フリーランスのエージェントですし笑)、メリット・デメリットを整理して、自分に合っているのかどうかを見極めてほしいです。その上でマッチしている方にはフリーランスライフを楽しんでほしいですし、僕も全力でサポートしていきたいと考えてます。

今回のnoteが、フリーランスを迷われてる方や検討している方の参考になれば幸いです。個人的に独立を迷われている方は1on1でのご相談もいつでも承ってますので、ROSCAフリーランスよりご応募ください!

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