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エージェントは頼れない!?フリーランスが生き残るための4つのキャリアプラン

こんにちは。ぶっちゃけエージェントの鈴木です。ありがたいことに今まで1000人以上のフリーランスエンジニアさんのキャリア支援をしてきたのですが、毎回必ずぶつかる課題があります。それは

「キャリアのゴールをどこに置くのか」

という問題です。以前下記のnoteにもまとめたのですが、エージェントを経由してお仕事を取り続けるフリーランスに未来はありません。(ドライな話かもしれませんが、事実です。)50歳を超えた途端に、エージェントは仕事を紹介してくれなくなります。

今、こんなにたくさん仕事があるから大丈夫。じゃだめなんです。今回は多くのフリーランスさんのキャリアを見てきた中で、見えてきた

「4つのゴール」

をお伝えしたいと思います。
自分にとってのゴールをどこに置くのか、考えながら読んでみてください。

独自のコネクションを開拓する

まず一つ目の選択肢ですが、エージェントを経由しない独自のコネクションを開拓する。という方法です。冒頭でも説明したとおり50代に入るとエージェントからの仕事の紹介は受けにくくなるので、直請けできる案件を増やすことにより、書類選考による足切りを突破したり、今までの実績により案件の受注確度をあげよう、ということです。

このコネクションの開拓方法としては、「0→1でコネクション開拓活動を行う方法」と「仕事をしてきた/いる現場でコネクション開拓を行う方法」の2つがあります。


まず、「0→1でコネクション開拓活動を行う方法」についてですが、開拓方法はテレアポでも飛び込みでも、友人の紹介でもなんでも構いません。ただ、一番とっつきやすいのはSNS上で営業活動をすることだと僕は考えています。地道に自分の技術力や活動実績を示す発信活動等を継続して2,3年でやっと効果が出始める、という根気のいるものではありますが、リソース0でもスタートできるので、おすすめです。

ただ、この方法には1点注意点があって、小規模案件の比率が高くなる傾向があります。理由としてはSNS上で発注先を検討する顧客は、

資金がそこまで潤沢ではない。
エンジニアへの仕事の発注に慣れていない。

等の可能性が高いからです。なぜならSIerや、一定の規模のあるWebサービス企業は資金が潤沢、かつエンジニア集客の方法を心得ているため、効率の良いエージェントサービス等や、Webプラットフォームを用いてエンジニアを集めるのです。

そのため、この「0→1でコネクション開拓活動を行う方法」は、Webサイト制作、LP制作等を行う、フロントコーダーや、PHPエンジニア(難易度の高い技術は使用しない)、デザイナーに適正があるやり方です。


一方、「仕事をしてきた/いる現場でコネクション開拓を行う方法」はSIerや、一定の規模があるWebサービス系の企業で働くエンジニアにおすすめの方法です。

やり方は文字通り、今まで就業してきた現場のPM/PL等案件の中核に携わっている人間とつながり、仕事を直で受注できるネットワークを築くという方法です。

これは一緒に仕事で実績をあげることにより、信頼関係を築いていくやり方なので、一朝一夕でできる方法ではありません。期間としては5~10年は見る必要があるかと思います。そしてその期間で、最低でも5名できれば10名、エンジニアの採用に関わる人脈を開拓しておきたいところです。

ちなみに、エージェントと結ぶ契約で「商流抜き禁止事項」で

「紹介した企業とは(無期限で)営業活動を禁止する。」

というような文言が入っていると、せっかく培った人脈も使えないので、注意が必要です。

新規ビジネスで収益源を得る

2つ目が、新規ビジネスで収益源を得る。という方法です。一つ勘違いしないでいただきたいのが、よくある「何か個人でWebサービスを作りたいんですよね」という曖昧なものではなく、「手堅いビジネスプランをしっかり作り上げ、必ず実行する。」というものです。

収益につながるかわからないけれど、サービスやアプリを作っているというフリーランスエンジニアさんはよくいらっしゃるのですが、もし収益化できなかったときはどうするのか?

どこかの案件にフリーランスとして入って稼げばいい?それは50代で終わってしまうんです。であれば、イチかバチかではなくて手堅く勝てるビジネスを組み立てる必要があると僕は思います。

別にどんなビジネスでも構わないのですが、最近僕の周りでよく聞くのはこのあたりですね。

・オンラインサロン
・EC系ビジネス
・(ビジネスではないかもですが)株式/投資信託等の投資

何か自分の強みを活かせるビジネスが思いつけば、一度チャレンジしてみてもよいかもしれませんね。

早期リタイア

3つ目は、めちゃめちゃ稼いで早期リタイアしちゃいましょう!というやり方です。僕も知人のフリーランスの方から聞いたのですが、FIREという概念をご存知でしょうか?

Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)

の略で、欧米の20~30代の間でムーブメントになっているようです。(詳細は下記記事参照)

細かい内容は割愛しますが、要は稼げるときに一気に稼いで、資産運用しながら労働に縛られずに人生を謳歌しよう!という内容で、この記事によると、年間支出の25倍の貯蓄(日本の平均支出から計算すると7,500万円だそうです)を達成すると引退できる水準に達します。

引退水準に達したらそもそも、仕事をする必要がなくなるので、フリーランスで仕事を受注できない!なんて心配をする必要もなくなりますよね。それに、フリーランスエンジニアさんはご存知の通り、正社員に比べてフリーランスの収入は高い傾向にあるので、一定のスキルがあり高収入を担保できるエンジニアは、FIREを狙ってみてもよいかもしれませんね。

正社員に戻る

上記3つの選択肢どれも自分に実現できる自信がない。やりたくない。そんな方には最後の選択肢です。それは「フリーランスをやめて正社員に戻ってしまうこと」です。

そんな選択肢ありなのかよ!と思うかもしれませんが、要は長くフリーランスとして活動するべきではない。ということです。もちろん、自由でお金の稼げるフリーランスライフを満喫したいという方もいらっしゃるかと思うので、すぐに戻れとはいいませんが、 遅くても30代のうちに正社員に戻るとよいでしょう。なぜなら、正社員として転職しやすい適正年齢というものがあって、それが20代〜30代なのです。

ちなみにフリーランスとしていざ活動してみたけど、

・なかなか思うような仕事を受注できない。
・組織や会社に守られてる方が安心ができる。

という方も、早々に正社員に戻ってしまうことをおすすめします。別にフリーランスの働き方が自分に合っていなかったというだけの話なので、ズルズルフリーランスを続けずに、引き際を見誤らないようにしましょう。

将来を見据えたフリーランスライフを。

いかがでしたでしょうか?あなたにマッチしたゴールはどのゴールでしたか?それとも、全く別のゴールを見出していましたか?

・独自のコネクションを開拓する
・新規ビジネスで収益源を得る
・お金をためて早期リタイアをする
・正社員に戻る

もし、ここにはないゴールを描かれていたとしても、僕個人としては全力で応援したいなと思います。なぜなら、ゴールを描き起こしたアクションは検証・テストすることができるからです。「ちゃんと自分のアクションは描いたゴールに向かって進んでいるのか」「そもそもゴールは合っていたのか」これができる人は、当初描いたプランのまま行かなかったとしても、充実した人生のゴールにたどり着けると思います。

ただ、惰性でフリーランスを続けることだけはやめてください。大げさじゃなく取り返しがつかないことになるかもしれません。

この記事が、みなさんがキャリア設計を考えるきっかけになれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとう御座いました!


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