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社会人大学院生だった日々。

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社会人大学院に通った2年間を振り返りながら綴ります。自分の人生の後半戦を考えるために一度立ち止まり振り返る作業の一環なのですが、社会人で大学院へ行くことを朧げに検討している方のお… もっと読む
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社会人大学院生だった話。~第1章~

論文を書きたい、という衝動。私の社会人大学院生話をこの先何回かに分けて書いていきますが、前回(~はじめに~)に書いたように私は「論文が書きたくて大学院に入った」という人です。日々普通に仕事したり暮らしていて論文が書きたくなる状況いうのも稀かもしれませんが、言葉を換えると「ある事柄に関して、じっくり腰を据えて探求してみたい、そしてそれを形にしたい」ということだと思います。 そう、「形」にしたかったんです。 英語でも「figure out」という表現があるように、分かることと

社会人大学院生だった話。〜はじめに〜

まさか自分が経験するとは思わなかった。卒業式が行われるはずだった今日。この2年間を振り返るべく、社会人大学生だった日々をつらつらと書き始めようと思います。自分が出るはずだった卒業式が中止になり、到底延期などありえないオリンピックが余程の事態で延期になった2020年春。私は無事卒業となりました。まずは私おめでとう。 2年前、社会人になって15年目、フリーランスになって3年目の春、主に社会人を対象とした大学院に入学しました。「社会デザイン」という分野を扱う独立研究科といわれる大