【台湾】6日連続の雨! 台風ナルガエが早ければ明日にも発生 最も激しい天気になるのはこの3日間
2022.10.26 中時新聞網
放射冷却の影響により、今朝の最低気温は花蓮県寿豊郷で14.1℃となった。気象局によれば、今年22番目の台風「ナルガエ」が早ければ明日(27日)に発生するという。気象専門家・呉徳栄氏の話によると、明日の夜から来週火曜日まで、北部と東台湾では局地的に短時間の雨が6日間続く。中でも日曜日から来週火曜日にかけての3日間は、東北からの季節風と台風周辺の風に挟まれて、雨の勢いが最も強まり、中南部の山間でも雨が降る。
気象局のよると、フィリピン東の海面にある熱帯低気圧が早ければ明日(27日)に、勢力を強めて台風22号「ナルガエ」になる可能性がある。呉徳栄氏は「三立準気象」(天気予報サイト)のコラム「老大洩天機」の中で、ヨーロッパやアメリカのアンサンブルモデルを取り上げている。そのシミュレーションの大半が台湾東の海面で大きく向きを変えているが、影響の大きさは台湾との距離によるということだ。予測モデルがどのように調整されていくか、注意深く観察していく必要がある。
呉徳栄氏によると、明日の夜から土曜日(29日)にかけて、風上側の地域では水蒸気が増加し、北部及び東台湾では局地的に短時間の雨が降り、風下側の地域では晴れ時々曇りとなる見込みだ。来週の日曜日から火曜日(30日から1日)は東北からの季節風と台風周辺の風の影響で、風上側は雨の勢いが強まり、中南部の山間では局地的に短時間の雨が降る可能性がある。来週火曜日は気温がぐっと下がり、20℃前後になると見られている。
今日明日の天気について、呉徳栄氏の予報では、今日から明日(27日)の昼にかけては各地広い範囲で晴れ時々曇り、南部の山間では時折パラパラと小雨が降る可能性があるという。今日の日中は冷たい空気が次第に弱まって気温が上昇し、北台湾は17℃~27℃と、日中快適な気温となる。中南部はやや暑いものの、朝晩は涼しく18℃~32℃、東部では15℃~29℃となる見込みだ。
今日の翻訳メモ
炸・・・雨が降る(台湾独特の表現?)
系集模式・・・アンサンブルモデル
迎風面・・・山や島の、気流が来る風上側のこと
背風面・・・迎風面の反対側 (※迎風面と背風面については下の画像が分かりやすかったです。)
零星・・・こまごまとした、ばらばらの
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