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私が私を取り戻すまで〜過去を振り返った今〜Episode3

③19年間勤めた会社の退職
 ヨガの道を進むことに決めたこと


会社に帰任の申し入れをし、後任の方探し→後任の方の日本での引き継ぎ→赴任→引き継ぎ、ビザ取得に計7ヶ月かかりました。
取引先の方々、スタッフのみんなからの残って欲しいとのお言葉、大変嬉しかったですが自分で選んだこと。

その矛盾を抱えて、自分を持ち堪えさせた7ヶ月間が経ち、日本帰国。
脳裏に一つ浮かんでいたことが思い出されます。
それは「日本に帰ったら状態は良くなるのか?」
この予感は現実になります。

日本帰国後もさらに悪化する状態

9年間日本を離れ、全くわからない仕事。
半分以上知らない人になっており、知っている人も9年間記憶が共有できない状態。

海外で築き上げた9年間が崩れ、持ち堪えていた自尊心がなくなり、状態はさらに悪化していきました。

そして5,6年メンタル不調の状態が続きました。
途中部署を変えていただき、人と接することも減って働きやすい環境となり、少し状態が上向いたある日、スーパーから歩いて帰っている時に妻に発した言葉。
「自分はこのような状態にあるがお金を稼がなければならない。自分にはこの会社で働き続けるしか術がない。この会社にしがみつく。人生を諦めで生きていく。」

妻は絶句していました。
家に帰り、夫婦で話し合い妻から「人生はそうじゃない」と言われたのを記憶しています。
そこでメンタル不調になってから初めて人生について考えました。

何のために生きているのか。

翌日会社に退職の希望を伝えました。
だけどこの時は何をしたいかが見えていない状態で慰留。
そこで妻からまず自分の状態を整えるのが先決と言われ、ヨガの勧めを受けました。
それまで全くヨガに意識が向いていませんでしたが自分を変えると決め、初めからヨガのインストラクターを志しました。

改めて会社に退職の意思を伝え、退職。
ネガティヴ起因ではありましたが自分がやると決めたことで人生を動かし始めました。

次回は④海外デジタルノマド生活の開始です。

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