夢を持ったら、まずは仲間を見つけたらいいという話
世の中に「夢を叶える人」と「夢を応援する人」とがいるならば、たぶんわたしは「夢を叶える人」だ。
東京都にフリースクールRizをオープンしたのが1年半前。
中学生の時に夢を抱いてからずっと、そのために生きてきた。
そして最近、こんなbosyuを出した。
「フリースクール運営などに興味ある方、お茶しませんか?」
このbosyuを作ったのは、「似た志を持つ人とお話してみたい」といった気持ちももちろんあるのだけれど、なにより「せっかく夢を持った人を、孤独にしたくない」という想いからだ。
ひとりで叶えるには、あまりに大きな夢だった
わたしが中学生の時に抱いた夢は、「不登校の子の居場所をつくること」だった。当時は目の前のひとりに力を注げればいいと思っていたから、ひとりで抱えられる夢だった。
けれど大学生になった時、教育の現状を知った。子どもたちの苦しさが毎日のように伝わってきて、いてもたってもいられなくなった。
その時にわたしが抱いた「不登校に対する世間のイメージを変え、子どもたちが自分の意思でものごとを選択できる社会を作りたい」という夢は、ひとりで叶えるにはあまりに大きなものだった。
だから、今わたしがフリースクールを運営し、その夢に向けて日々邁進できているのは、わたしの力だけではないのである。
傍で支えてくれる人、一緒に動いてくれる人、知恵を絞ってくれる人、疲れた時の癒しとなってくれる人、成長を促してくれる人……。
わたしの周りにいた・いるすべての人のおかげで、わたしは今、夢のために生きられている。
夢を叶えるために必要なのは、結局「仲間」だと思う
「その年でそうして夢を叶えられているなんて、すごいですね!」
「大学在学中にフリースクール設立を決めるなんて、大きな決断だったんじゃないですか?」
そう言われることが何度もある。その度にわたしは、「わたしが今これをできているのは、周りの人のおかげなんだよ」と思っている。
わたしがRizを立ち上げたのは、21歳の時だ。大学休学中に設立を決めたので、そのまま中途退学した。
けれどそれは、わたしに決断力があったからではない。
周りを見渡した時、「この仲間たちがいれば大丈夫」と思えたから。
勇気なんて、必要なかった。
人と共にやるのだという、自分の人生を賭けてでも成し遂げるのだという覚悟さえ持てれば、それでよかった。
だから、もし自分ひとりでは抱えきれない夢を抱いたら、まずすべきは仲間を集めることだと思っている。
「夢を叶えるための仲間」じゃなくて「想いを共にできる仲間」であること
とはいえ、わたしがRiz設立を決めた時に新しく知り合った人はほとんどいなかった。
もともと知り合いだった人や、以前から一緒に活動していた人ばかり。
仲間と共に動くならば、それは「夢を叶えるための仲間」ではないほうがいいと思う。そうでなくて、「想いを共にできる仲間」、「心の底から信頼を寄せあえる人」であったほうがいい。
いま、Rizの活動を手伝ってくれている人がたくさんいる。
わたしは、その人たちがもし何かの夢を抱いたり、目標を見つけたりしたら、全力で応援したいと思っている。
彼ら彼女らがわたしの想いに共感してくれているのと共に、わたし自身も彼ら彼女らの想いに共感しているから。
もうどうしようもなく、大好きなんだよ。
好きな人たちの夢なんて、応援したいに決まっているじゃないか。
フリースクール設立・運営等に興味のある学生さんがいたら、お茶しましょう
「仲間集め」という点について言えば、わたしはすごくラッキーな部類だったと思う。
出資してくれる人がいて、学習面の指導を任せられる人がいて、想いに共感してくれる人がたくさんいて。今でも、たくさんの方が「Rizで活動してみたい!」と自らメッセージを送ってくださっている。
しかし、例えば学生が「将来、フリースクールを作りたい」と思った時、果たしてどれくらいの人が仲間と出会い、想いを共有し、動くことができるだろうか。
その数は、決して多くはないはずだ。
だからわたしは、その人たちの最初の仲間になりたい。
その気持ちから始めたのが、冒頭のbosyu。
早速2名の方から連絡をいただいて、お茶することになっている。
この先出会うすべての人に時間が取れるかは分からないが、少なくとも今はわりと余裕があるので、もし興味のある方がいたらご一報を^^
Twitterからでも。
わたしにできることは少ないだろうけれど、それでもわたしは、あなたが何かを叶えたい、達成したいと思った時、傍で応援し、尽力できる人でいたいと思っているよ。
*
TOP画像は、Rizでの一コマ。いい顔してる。
***
いただいた感想をシェア。とっても嬉しい。ありがとうございます。