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【メタ勉24】今日の内容は具体的な実践方法の解説です。今年ブレイクするメタバース2.0の最有力プラットフォームを紹介します。

記事執筆日 2023/01/12

<今日の内容>・ここが凄い!・個人にとっての活用方法・法人のビジネスチャンス・セミナー案内→ブラウザ型メタバースを個人法人問わず活用できるプラットフォームはすでにいくつも存在していますがまずは無料ですぐにでも取り組める二大サービスを紹介します。

一つはNTTが提供するDOOR。こちらはMozilla社が提供するHubsというオープンソース型のメタバースプラットフォームをベースに運営されています。

もう一つがSpatialという米国のスタートアップが作ったサービス。*リンクはコラム最後にまとめて掲載しています。

どちらもブラウザベースなのでマルチデバイス対応(スマホ、PC、VRデバイス)や、同時接続数制限(30~40人程度)、表示データ制限(大体100M上限)など基本的な機能は同じと思って良いですね。またVRデバイスから利用する場合はアバターの両腕を動かせる仕様になります。

音声でのアバター交流やビデオ通話もできるのでZOOMの代わりに使うこともできます。小規模なイベントや社内交流も簡単にできます。アバターもReady Player Meで作成したモノを活用できます。

(*SpatialはスマホとVRデバイスに関しては専用アプリを使いますが制作はPCで簡単に行えます。)

誰でも無料でワールドを持てて、3D空間で自己表現が出来る事になったのは大きなポイントです。中でもイチオシなのがSpatial(スペーシャルと読みます)です。特筆すべき点として以下の3ポイントがあります。

<Spatial3つの特徴!>

・ワールド作成環境がセットになっている。

→ワールド作成の基本テンプレートが用意されているので空間テイストを選ぶだけで独自のワールドを作成することができます。

加えて、空間に置く家具や装飾などの3Dパーツもあらかじめ用意されている事に加え、SkaetchFabと内部連携されていることから有料・無料のあらゆる3Dパーツを直接DLしてワールドをデコる(装飾)ことができます。

・デザインが良い!見た目がクール

→デジタルで空間を表現する際、影や光、曲線、素材感といった演出をすることがかっこいい、クールな表現になるのですが、反面、多くのデータ量を必要とします。

ブラウザ型メタバースの場合、表現するデータ量に制限があり、利便性を取る代わりにデータ量を落として見た目を犠牲にしなければならなかったのですが、Spatialは少ないデータ量で最大限クールに見せる独自の3Dインターフェイスを実現していることから、とにかく見た目がクールなワールドを表現できます。また今年からUnityを使ったワールド制作ができる様になるので表現の幅がパワーアップします。

・ウォレット連携でWeb3型ビジネス展開が可能

→例えばオープンシーで購入したNFTを簡単に自分のワールドに飾ることができます。3DパーツやCADもNFTとしてワールド表現に活用できるといったWeb3との連携がシームレスに行えるのも優れたポイントです。

では具体的な活用方法として見ていきましょう。基本的に初期費用・月額利用料ともに無料なので名刺代わりに自分のワールドを持つことができます。TwitterやInstagramのように手軽に自己表現のツールとして活用できるんですね。

・個人にとっての活用方法

最も活用すべきなのは個人のクリエイターやアーティストです。自身の作品展示ギャラリーが簡単に無料で作れます。特に建築家や彫刻などの立体物でのプレゼンテーションは2次元主体の現在のインターネットでは実現出来なかったという点から見れば「次なる表現機会」が与えられたと考えるべきでしょう。

それだけでなく情報を発信したい個人全てが活用すべきです。写真日記代わりに自分のギャラリーとして使うこともできますし、ペットの写真を飾るだけでもいいでしょう。自身の部屋を作ってZOOMやTEAMSの代わりに使うこともできます。30人は楽に入れるので同窓会や町内会でここに集まるのもいいでしょう。

NFTもOpenSeaとシームレスに連携してるのでNFTの売買や販売している作品のギャラリー的活用や購入したNFTの陳列場所としての活用もできます。

加えて、ワールド制作方法を会得することで、ワールド制作代行業務も行える様になります。テンプレートだけでも簡単にワールド制作できますが、Unityも使えますので表現の幅も広いのでクリエイターの皆さんは営業メニューに加えましょう!

スマホからも閲覧できるのでTwitterやインスタのアカウントの次にSpatialのアカウントで自己表現する時代になります。

注意①:Spatialはスマホ/VRデバイスに関しては専用アプリでの利用になります。アプリでの利用の際はワールド名を検索して探します。

・法人にとっての活用方法

従来ではこの様なサービスは個人は無料であっても法人での利用は高い別料金や面倒な契約を必要としましたがSpatialは一切がフリーです。

まずは3Dホームページとして自社のサービスや商品のメタバースプレゼンテーションにチャレンジしてみてください。

どれだけの数のワールドを作成しても無料な事に加えて、公開のレベルも限定公開・非公開の設定ができるのでテスト的な活用や社内のクローズドなMTGにも活用できます。

顧客対応もこのワールドの中で出来ますので、住宅展示場のモデルハウスの中で営業マンがアバターで対応する、といった活用も可能です。

タレントやスポーツチームのファンマーケティングの一環として、ファンとの交流スペースにするのもいいでしょう。抽選で当選した方のみ招待する(→ワールドのURLをメールで送る)ということもできますし、月2~3千円程度の有料メニューを使えば「招かれざる客」を退場させるといった機能が使えてイベント管理が楽になります。NFT保有者のみが入場できるワールドも作成できます。

3Dホームページ制作を受託で請け負うことも可能です。月額運営料金がかからないのでお試し提案も容易だと思います。弊社でも30万・50万・80万パッケージで対応していますので参考にしてください。

・集客課題

ClusterやVRchatといったメタバース1.0のサービスはすでに多くのユーザーがアプリをダウンロードして使っています。

なので、これらのプラットフォームに出店することは潜在顧客と多くの接点が作れます。メタバース1.0系のサービスが持つパワーがここですね。ゆえに出店料金が高くなると考えてください。

反対にメタバース2.0系は誰でも手軽に無料でワールド開設できますが、集客は自前で行う必要があります。なので集客にあたっては従来の2Dメディア(自社ホームページからのリンク、Youtube、Twitter、Instagram他)からの誘導を基本とします。

ちなみに弊社(管理人)がプロデュースする「占い」や「語学教室」といったメタコマ系サービスもSpatialで実施していますし、現在のワールド制作の委託業務もSpatialに特化して行っていますのでお気軽にご相談ください。

注意②:Spatialのサービス状況は執筆時(2023年1月8日時点)です。

ビデオでは簡単にSpatial体験ができる状況を説明しています。今日の前編は「見る・体験する」内容で、明日の後編は「ワールド作ってみる」内容です。ぜひご覧になって試してみてください。

<参考サイトリンク>

DOOR by NTT XR
https://door.ntt/

Spatial
https://www.spatial.io/

SkaetchFab
https://sketchfab.com/feed

#metaben05
#metaben2301

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