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たからうたストーリー「マニフェスト」

タイトルは「マニフェスト」であるが、市長というより広瀬栄さんという一人の人間の生きざまをイメージながら曲を作ることにした。ここでいう「マニフェスト」は選挙の公約である以上に、生きる志を意味している。
私たちは広瀬さんの語りを振り返って、特に心に残ったことは何かを話し合った。中心になったのは、広瀬さんが都会で傷ついたとき故郷に戻って心を癒したというエピソードである。そこで「傷口」「癒す」「心を救う」といった言葉を歌詞に盛り込むことにした。

特に工夫したのは、「裁縫」のイメージで歌詞を書いた点である。私たちは、時の流れを、ちぎることができない裁縫の糸に例えた。「思い悩んだ時に、心の傷が癒されるのを待ってから進めば良い」という広瀬さんの言葉から「誰も知らない傷を縫っていく」「闇をほどいていく」という歌詞がうまれた。

楽曲は2年生の野村心源さんがDTMで制作した。歌も彼が自分で歌っている。「マニフェスト!」という掛け声はグループのみんなで教室で録音した。

マニフェスト


 作詞作曲&音楽制作:野村心源(2023年度現代社会学科2年生)
 
マニフェスト この街を繋ぐため
傷口から 溢れる悩みが 消えて笑えるまで
君の声が 街の声が届く未来まで
痛みを知ること それは優しさの種だから
 
生まれた場所がくれたもの 一途な青春と前を向く心
今思えば 小さな話 だけど確かに感じてた無理
 
くぐれない門 立ち止まる過去 進むために ここで探すヒント
この街がくれたもの 傷と闇を消す絆創膏
 
今まで背負ってきた山積みの問題も
どうでも良くなる程 難しいよ生きること
 
思ったよりある選択肢 だから今は どこかで一息
無理をしてまで 続けないでいいから
 
マニフェスト この街を繋ぐため
また誰かの心を救う 誰も見えない場所で 誰も知らない傷を縫っていく
 
 
動画制作:2023年度岡崎ゼミ3年生(辻賢人/山際飛奈太/北里優花/勝田雄心/前田朱里/白井晴菜)監修:山田明義


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