東京の引き篭もり

東京は多分魅力的な人が多い。けれどもその分嫉妬することも多い。
私は仕事をしていなくて、あまり外出しない。
家に居ると最近、割と心が平和だ。
でもたまに都心の方へ行くと、だいたい何処でも優秀そうな人を見かける。
そこで、コンプレックスが発動して自信を失う。
自分もそうなりたいと思うけれど、これから一流企業などに入るのは無理そうだと考えて、また落ち込む。

ずっと何故生き辛いのか、疑問だったが、東京に住んでいるのに高卒で地方出身だからじゃないかと、最近気が付いた(考えるようになった)。
高卒だと何故かというか、矢張りというか、友達も出来難い。
おそらく東京の中年以下は大卒者が多数派だ。
少数派で劣っていると思われる人とは、お友達になりたくないのだろう。
東京は上下がはっきりしていて上昇志向が強いので、上の人は下の人と関わりたくなさそうだ。
東京に住む地方出身者は、進学や就職を期に上京した優秀な人や、夢を叶える為に志を高く持つ人が多いと思われる。
親の転勤で東京に着いてきた、志が低い私のような、高卒の引き篭もりが周囲(社会)に適応するのは、考えている以上に厳しいのだ。
関東圏で育った人ならば文化が同じなので、高いコミュニケーションのスキルが身に付き、結構やって行き易いと思う。
うちは両親とも地方出身なので、コミュニケーションや文化のレベルも結構低めの感じがする。
家庭であまり教養や人柄の育成をされなかった、引き篭もりの子どもは外に出ても自信を失うばかりで、増々引き篭もりが長引いてしまうだろう。
そのような育った環境に因って世間から埋没してしまった人間のことを認知してして欲しい。
本人の努力だけではどうしようもないところがある。

漫画『血の轍』を読んでいる。:安定:SSブログ (ss-blog.jp)
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