見出し画像

絵にすると、記憶に残る 認知症の高齢者の方でも効果があった学習法

前回の「音読」学習の記事は
好評をいただきありがとうございます。

とはいえ、教室や図書館や
喫茶店では、テキストを読み上げる
ことはちょっとむずかしいですよね。

そこで、もう1つ別の加速学習法を
ご紹介しましょう。

2018年、カナダのウォータールー大学の
研究チームは面白い研究を発表しました。

13名の認知症のご高齢者の方に
記憶力の課題に挑んでいただきます。

このときスタッフが読み上げた60個の単語に
ついて次の方法で記憶してもらいます。

A群

文字でメモ書きをする。

B群

単語のイメージを絵に描いてもらう。

その後に、一定の単語を出題して
それが前に読み上げた中にあったか
否かの記憶判別テストをします。

結果は面白いものでした。

テストの正解率は、
A群)文字でメモ書きをした参加者よりも、
B群)絵を描いてもらった参加者の方が
高いものでした。

絵といっても、4秒程度で描いた
落書きのようなものです。

画像1

しかし、記憶においては
文字でメモるよりも優れていたのです。

なぜこんな現象が起きるのでしょうか?

ためしに何かの言葉を
絵に描いてみると分かります。

まず単語を絵にするには、その意味や
特徴を瞬時につかむ必要があります。
また実際に手を動かす運動要素もあります。
加えて、描き出された絵を視覚的に確認
する要素もあります。

何かを絵にすることは、これほど
全身を使う統合的な行為なのです。

何かを覚えたいときは、
ササッと絵にしてみましょう。

絵心がなくとも構いません。
描いたものは、より鮮明にあなたの
脳に残り、後で引き出しやすくなるでしょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

抽象的なものほど
視覚的に具体化すると
自分の中に入ってきます。
自分の未来を写真や絵でビジュアル化する
「宝地図」は実は学習法の勉強でもあるのです。
興味のある方はこちらの
オンラインセミナーにお越しください。
▼詳細は下のバナーをクリック

宝バナー

ヴォルテックスLINEチャンネル、始動

はじめましての方も
すでに望月俊孝の
公式LINEやFB、メルマガに
ご登録いただいている方も必見!

毎日更新おすすめ記事
最新イベント情報
不定期Lineライブ配信!

ご登録は【10秒】で完了です
【登録後、プレゼントをお届け】

公式LINE


参考論文

https://psycnet.apa.org/record/2018-51450-002













































この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?