PART1 株式会社TDK「カセットテープの時代を超え、確かな技術とM&Aで成長するTDK」

ダイフク 下代博社長からのご紹介いただき、TDK株式会社 代表取締役社長 石黒成直氏にご出演いただきました。
リレー対談「経営者の輪」は予定調和一切なし、対談頂いた経営者の方が自由に次の対談相手を指定(紹介)する予測不能ループです。見知らぬ経営者との偶然の出会い。それはまさに“邂逅”です。これほど面白いことはありません。
今回公開したのはTDKの石黒成直(いしぐろ しげなお)社長との対談(PART1)です。
中高年世代にとってTDKと言えばカセットテープの代名詞。若い頃の音楽シーンにTDKはなくてはならない存在でした。石黒社長はその真っただ中、1983年に入社しました。その石黒社長が苦笑していました。
「最近はTDKさんは何を作っているんですか?」
「TDKは最近は電子部品を作っているんですって?」
なんてこと言われることが多いそうです。しかしTDKは今も昔も電子部品メーカなのです。たまたまTDKの持つフェライトという素材を粉末状にしてテープに塗布することで録音媒体として売り出したところ、それが全世界的なビックヒットになった。
とはいえ電子部品メーカーはB2Bビジネスで、一般消費者相手のB2Cビジネスに対する知見はなし。ド素人のTDKが莫大な予算を費やし、世界で生産して世界で販売する思い切ったブランド戦略でまきおこした昭和のイノベーションでした。
そのブランド戦略の一環として東京電気化学工業(株)をTDK㈱
へと社名変更し、1961年に日本初のローマ字社名の会社として東証に上場したのでした。
SONYではなかったのですね。

ハーベイロードジャパンウェブサイト
https://www.takarabe-hrj.co.jp

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