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分散投資の目的と効果って?

分散投資の目的

分散投資の目的としては、
リスクが異なる金融商品を
組み合わせることでリスクを
下げるためです。

このように、
リスクが異なる複数の金融商品を
組み合わせることを
ポートフォリオと言います。

他の商品間での
リスクが互いに相殺し合うことで
リスクが低減できるわけです。

分散する意義は、
1つの金融商品に全額を投資した場合、
企業の倒産などが生じたら、
その価値はないものになりますが、
分散するとその損失自体は限定的なものになります。

では、
その代表的な分散方法である
5種類について
説明していきます。

・銘柄分散
・セクター分散
・資産分散
・地域(国、通貨)分散
・時間分散

です。

銘柄分散

相関係数の小さい
個別の銘柄を分散投資すること。

小さい銘柄を購入することで、
個々の銘柄の価格変動が
異なることから、
リスク低減を図ることができます。

セクター分散

例えば、
自動車関連のみに投資するよりも
金融業界も含めるなどの方が
リスクの低減を抑えることができます。

また、
企業規模(大型株、小型株)
成長性(グロース株、バリュー株)
などに分散するなどもあります。

債券であれば、
・国債と社債
・債券の残存期間
・信用格付けの違い
などで
分散させることが可能です。

資産分散

株式とは別の
金融資産を投資することで
リスク低減が可能になります。

・株式
・債券
・不動産
・金
などなどを分散する方法というわけですね。

地域(国・通貨)分散

国内だけで資産分散を
図るよりも、
為替レートが異なる
海外の株式や債券を
加えて投資することによって、
よりリスクの分散をはかることができます。

時間分散

同じ時期に金融商品を
投資した場合と
違う時期に金融商品に投資した場合とでは
どちらの方のリスクが高いでしょうか?

その時期に
割高であったりする場合も
もちろん考えられるため、
金融商品投資の場合、
一時期に投資することよりも
時間をずらして投資する方が
リスクの分散を図ることができます。

分散投資によっても除去できないリスクもある

金融商品は、
分散投資によって
リスクを低減できます。

ただ、
重要なポイントとして、
リスクは完全に除去することは
できません。

リスクには、
・市場リスク(システマティックリスク)
・固有リスク(アンシステマティックリスク)
の2種類があります。

固有リスクについては、
分散投資で低減可能ですが、
市場リスクは、
分散投資でも除去できません。

具体的に言えば、
株式を購入した際に、
分散投資で個別銘柄が持つ
固有リスクは低減できます。

ただ、
株式自体のリスクについては
どんなに分散投資を行なっても
除去できないわけです。

一緒に学んでいきましょう!

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