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1-15 日本の財政破綻しない理由①

まず、1つ目の理由としては、
自国通貨を運用しているためです。

日本では、
日本円が普及していて、
国の借金は外貨通貨ではなく、
全て日本円建てとなっています。

その日本円は
日本銀行と日本政府が
発行可能であることから、
『支払ない〜』というような
債務不履行はまず起こり得ないと言えます。

そういう日本も、
過去には外貨建てでの国債を
発行していたことがありました。

それは、
日露戦争の時に、
戦費を調達するために、
ポンド建ての国債が発行されました。

その当時も、
日本円での国債発行もされていましたし、
増税での戦費調達もされていました。

理由としては、
武器などが大量に、即時に必要となったために、
外国から直接買い入れる必要があったわけです。

そのため、
イギリスの艦隊を購入するために
ポンド建て国債を発行して
購入していたんです。

また、
その当時は、
金本位制という制度で
通貨の運用がされていたことも
特徴の1つです。

金本位制とは、
貨幣と同等の金と交換できる
という制度になります。

となると、
政府が発行できる貨幣の量は
国が保有している金の量が
上限となるわけです。

貨幣の発行量に
制限があったわけですね。

そのため、
現在の状況とは異なり、
増税であったり、
外国からの国債発行が
必要になったわけですね。

実際に、
ポンド建ての国債返済が終了したのは、
1988年の6月と
最近なんですね。

借り入れてから、
返済までが100年。

ここまで長期に借りれるのも
政府ならではですよね。

次回もお楽しみに!

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