新月

今日は新月らしい。そのタイミングで苦手な現場の仕事がインするのだから何か単純な”始まり”という気がする。今自分で書いていてタイピングが止まったが、本当に現場が苦手なのだろうか?なんで苦手なのだろう?なぜそう思っているのだろう?決め付けているのだろう?

・人が言っていることがいつも以上にわからなくなる。相手が言っていることの意図を掴めない。

・相手が言っていることを自分の範疇で解釈してしまう。

・周りで起こっていることを先読みして動けない。

こういったことが苦手意識を増幅させてるわけだが、なぜか普段はこんなこと起きないしやってない。映像を作ったり撮影したり、そういうポジションの時はなんでか普通に働けてる。本当に映画・映像の現場で演出部とかのスタッフとして働くときだけこうなる。そしてこの現象は治らない。この10年、数回のスタッフ仕事でずっとそうだったと思う。

説教的な意味ではなく「理想が高すぎる」と言われた。自分ができる、自分が自分自身にできて欲しい理想が高すぎるという意味だった。確かにそうなのかもしれない。そう言われて逆に気が楽になった。「別のことはあんなに軽々とできるのだから、単純に経験値の問題だ」というのは確かになぁと思う。

とにかく無事に撮り切ってもらうことが、自分にとっても次に進むことになる予感がある。それができればいい。この1ヶ月くらい全部筋トレで使わない筋肉を今は使っていると思ってきた。もはやどこまで貢献できるかわからないけれど、この、他の人から見たらたったの10日間を自分なりに泳ぎ切れば違う風景があるはず。というかもうそれを作りたいと思う。苦手を克服することも大事かもしれないが、もうそれはいい。それをこのあと数年もやる気がしない。得意なことをもっと出して伸ばしていけばいい。この10日間は次への助走だ。

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