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【健康経営】品川港南100人カイギで登壇

健康経営にトレーナーが必須であれば、多くの企業は健康経営は難しいでしょう。何故ならば、トレーナーを呼ぶ余裕がない(呼んでも業務が忙しくてセッションを受ける時間がない)からです。

他にもトレーナーの質にも問題があります。今でこそトレーナーは職業として認知され始めて増えました。しかし、その質に疑問をもたざるを得ない。感覚的には10年前迄は『健康』に対しての教育が盛んで、現在は『ボディメイク』に対する教育が盛ん思えます。

このこと自体は悪いことではありません。コロナ禍において自宅で痩せる方法などが広まることは良いことです。しかし、『ボディメイク=健康』ではありません。むしろ『不健康』な場合も多くあります。特に中高年には心血管系にかかる負担も高く、それを生理学的な視点で理解できているトレーナーが非常に少ない。20代のトレーナーが「自分の肉体改造するのが楽しいから、仕事にしちゃおう!」といった短絡的なパターンが圧倒的多数かと思います。試しに、お近くのパーソナルトレーナーに血圧を下げる為の運動や食事方法について質問してみて下さい。きっとオープンAIよりも大雑把な答えが返ってくるでしょう。。

人間トレーナーよりAIトレーナーが優秀

先ほども記したように簡単な質問であればチャットGPTの様なオープンAIの方が正確に答えてくれます。基礎知識が頭に入っていないトレーナーはAIによって淘汰されます。細かく言うと一般の方が抱く質問の多くは基礎知識でカバーできるためトレーナーではなく、AIに聞きましょう。下手にトレーナーに聞くと間違った答えを教え込まれる危険性すらあります。

ボディメイクに関しても同じです。ダイエットは食事8割、運動2割です。食事は知識なのでAIが教えてくれます。トレーナーが3食作ってくれるなら別ですが。。運動の半分は日常生活動作です。つまり、掃除洗濯、通勤などの移動によって構成されています。トレーナーの専門分野である『筋トレ』はアスリートには必要であっても一般の方のダイエットには絶対条件ではないでしょう。

ICT時代に求められるトレーナー

ただ、未だAIも完全ではありません。インターネット内にあるデータベースから最もらしい答えを引っ張ってきているだけです。ですが、正しい情報が世に出回っていないケースでは役に立ちません。最新の情報をキャッチアップできるかも怪しい。トレーナーはここに参画すべきだと私は考えています。

私はメディアの仕事もさせて頂く事も多いのですが未だに古い情報が蔓延っています。
「体脂肪は30分以上の有酸素運動じゃないと燃焼されないんですよね?」
「食べずに運動すれば痩せるんですよね?」
など古い情報に惑わされているケースも少なくありません。

食事管理アプリにAIが栄養評価をしてくれるサービスも存在しますが、評価の元になっているPFC比など栄養学のアルゴリズムが間違っている(正確には、もっと効果のある比率が存在する)ことが見受けられます。私がこれまで数百名のボディメイクに携わってきた経験からも最適なアルゴリズムも分かっていますが、どうしても様々な理由で最適な情報が世に回らない事もあるのだと思います。

これからのトレーナーはテクノロジーとの協力体制、更にテクノロジーでは解消できない部分で新しい価値を生み出すことが必須になるでしょう。詳しくは勉強会などのテーマにしたいと思います。

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