パレスチナ紛争事案関連Web記事まとめ⑪

すみません今日もガッツリ手抜きです。25日付「アル=ジャジーラ」紙の記事。

 ブリンケン国務長官、イェルサレムに到着してネタニヤフと会談・一緒に記者会見。ニコニコです。全く予想通りですが、「アメリカはイスラエルの安全保障に責任がある。イスラエルの自衛権行使を全面的に援助する」とノリノリですね。少なくともイラン核合意周りの問題が落ち着くまでは、前政権とほとんど変わらない親イスラエル路線を踏襲するつもりなのでしょうか。ネタニヤフは「アメリカがイラン核合意に復帰しないことを願う」としっかり釘を刺しています。
 一方で、湾岸・中東諸国のイスラエルとの国交正常化が続くなか、そもそも親パレスチナ色を押し出していくこと自体に積極的なメリットが無くなってきているという部分の方が大きくなってきているのかもしれません。この紛争を通しても、一番鋭い舌鋒でイスラエルを非難していたのは近隣の湾岸諸国よりも一部の欧州諸国だったという印象すら受けます。その欧州諸国にしても、人道的な見地からの非難以上のことをするメリットはそれほど無いわけですから、パレスチナの将来には息の詰まるような閉塞感が漂っています。

ハマースではなくガザの人々に利益がもたらされるように、復興に尽力していく」とのことです。

 いずれにしても、次にブリンケンがラーマッラーを訪問してアッバースとどんな感じのコメントを出すかが少しだけ注目ですね。

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