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SNSはブランドの「ひとつの側面」を切り取る装置なだけ

このポストにあるように、たまたま企業のX(Twitter)アカウントについていくつか調べる機会がありました。調べるといっても、エンゲージメントがどうとか、投稿頻度がどのくらいか?というテクニック的なことではなく、そのアカウントが投稿している内容について、一消費者としてどう感じるか?という視点で見ることにしました。

そのアカウントの中には、数年前によく「中の人」として脚光を浴び、マーケティング系のメディアでも取り上げられるような(お手本となっているような)小売店やメーカーのアカウントもあれば、徹頭徹尾シンプルに新商品だけをアップしつづけるチェーン店もありました。

感想はここでポストしている通りなのですが、SNSの特性をハックして「数字を作りにいっている」と思われるものは、改めて見るとなんともこそばゆい感じに映った、ということです。時間が経った投稿ほど、そういう感情になりました。

そもそもフロー型で流れていくSNSなんだから過去の投稿など気にしないでいいじゃないか?フォロワーがしっかりついていて、投稿にエンゲージメントがついていればそれでいいじゃないか?という見方ももちろんあると思いますし、間違っているとも思っていません。
業種の相性ももちろんあると思います。

ただ一方で、新商品を淡々とあげ続けているメーカー・チェーン店の方が全般的に反応がいいように見えてしまうことも事実としてありました。そのアカウント主である企業は、シンプルに言えば商品・企業ブランドがとても強い印象でした。もう少し言えば、その会社であれば、「新しい商品」が出れば、自分が興味があるなしに関わらず「おいしい」「いいもの」なんだろうな、という感覚もありました。現に僕個人としては、好意的にみたアカウントの商材のファンではないです。

でも「おそらくいいもの」なんだろうな、と思わせる何かがそれらの企業にあって、それがSNSの態度に出ている、というのは偶然の一致ではないんだろうな、とも思う訳です。

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確たる根拠はないけれど「そうかもしれない」と思うことは、日々の生活や仕事の中で結構あると思うんです。普段は通り過ぎてしまうそういう感覚が後々顔を出してはヒントを与えてくれることも。正解やノウハウばかりが並ぶSNSでは発言することに気が引けてしまう「なんとなく」を月に2回を目処に書き残していきます。読んだ方々にとって、日常の「小さな兆し」に気づくきっかけになれれば。

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