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核融合発電

核分裂と核融合では全く異なる内容です。核と聞くだけで拒絶反応をしてしまうのは仕方がありません。核兵器と原子力発電の事故や核廃棄物の悪いイメージが浸透しているからだと思います。

世の中の物質全ては、原子核(陽子+中性子) と 電子 のみの原子で出来ています。その原子核にエネルギーをかけて分解したり他の物質と融合させると、投入したエルルギー以上の莫大なエネルギーが生まれます。その原理を使って、原爆(核分裂)や水爆(核融合)が世の中に生まれました。

原子力発電所では核分裂の技術を使います。核分裂ではウランを原料に使うため放射能レベルの高い核廃棄物が出来てしまいます。そのため一般的に歓迎されません。

しかし、火力発電の原料の原油の高騰もあり、原子力発電は同じ発電量に対して投入する材料の値段は安いので、原子力発電の方が経済的という考えもあります・・が、廃炉や廃棄物の保存や事故の場合のリスクを考えると経済的であるかどうかは疑問が残ります。水力や太陽光は使う土地に比較して規模が小さく、地熱は場所が限られます。

原油を燃料とする火力発電の方が地球の為になるような気がしますが、何億年もかかって植物や動物の有機物から原油になった化学物質を安易に酸化(燃焼)するだけに使うのは大変もったいないと私は思います。それに対して原発の原料のウランは分解して熱を得る以外には使い道がありませんし、埋蔵量も相当あります。上手く制御をしてウランを使いこなすのも一つの考えです。将来の事を考えて原油はなるべく使わず子孫に残してあげたいとも思います。

ここからが本題:水素を原料とする核融合発電では放射性物質は排出されません。だったら、原発やめて核融合にすればいいじゃないかと思いますが、実験では成功していますが、まだ実用化されていません。

太陽はこの核融合にてあの莫大な熱を発しています。つまり核融合発電は地球上に小さい太陽を作るようなものです。電気はほぼ無限大に安価に作れるので、発展途上国への経済効果も出るでしょうし、内燃機関(エンジン)を使う自動車は電気に変わり二酸化炭素の排出量も減る事でしょう。

夢のような発電方式ですが、あちこちで核融合炉が出来てしまうと今と同様地球温暖化の問題が出てきます。でも、効果的な方法を将来の人は考えてくれるでしょう。

私が #未来のためにできること は、核融合の可能性を世の中に広める事です。


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