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遠回り、北回り

ヘルシンキ(フィンランド)空港から羽田(日本)空港への直線距離はGoogleに言わせると7755Km・・・地図上に直線を出したかったから調べてみた。

google 距離を測定 より

実際にはロシアどうのこうの言う前に、最短距離の直線で飛べるわけではなく、地上にあるビーコンの上を通って、チャート(航空図)に載っている所しか飛べない約束になっている。だから実際には直線ではなくてギザギザになっているはず。時々何もない所で角度を変えているのはそういうわけだ。空は広くてどこを飛んでもいいと思っていても、実際は鉄道のように決まった所を運行する事になっている。

ところがロシア事件があってからロシアの上空を飛べなくなってしまったので各社とも遠回り路線を通る事になる。万が一緊急着陸をする羽目になった場合に、ロシアに着陸出来ないという理由もあるし、ロシアが上空を飛ぶのを許可していないのもある。

被害を被っているのは乗客もそうだけど航空会社も相当なものだろうな・・・JALでは北回りでヨーロッパへ行くのに昔使っていたアメリカのアンカレッジ経由を選択。着陸して給油はしないけれど、昔は着陸していた。大昔アンカレッジでの給油の為に降りた事もある。ボーイング707だった・・制限区内なので違うけれど、アメリカの土地を踏んだのはあの時が初めて。

B787のフライトマップによると、北極点の上は通らないけれども北極海の上を通る。こんなに遠回りなのだ。ちなみに、このフライトマップ星座まで載っていて大変リアル。

少し前までは、あんなに北にあるヘルシンキからでも南回りで知らない都市を通って帰国した時もある。いつのまにか北回りになっていたが、風の影響で決まるのかな? 到着予定時刻が決まっているから変更はないのかな?

とにかく長旅となり疲れるのだ。

以前に書いた ロシアの影響(似たようなことが書いてある)


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