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【読書メモ】ランニングの基本原則とは何か?:『ダニエルズのランニング・フォーミュラ 第4版』(ジャック・ダニエルズ著)

多くのランチューバーの方々がこぞって推奨する『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』を読んでます。これはランニング好きな方々におすすめの一冊です。フルマラソンを速く走りたいという方にも推奨できますが、健康的に走りたいという方にも推奨できるものです。1章ずつ丁寧に読んでポイントをまとめますので、興味関心を持ったランナーの方々、あるいはランニングを始めたい方々はぜひ本書をお手に取ってみてください。

ランニングの基本原則

第1章では、ランニングの基本原則として12個掲げられています。どれも大事なのはよくわかるのです。ただ、多すぎませんかね。。職業病(研究病?)のため、少数の因子で括れるんじゃないかと思ってしまい、独断と偏見で3つに分けて記載します。なお、基本原則の文言はp.30-34の記載をそのまま引用しています。

①マインドセット

基本原則2:常にポジティブなことに目をむける
基本原則3:好不調があることを見込んでおく:よい日もあれば、悪い日もある
基本原則6:目の前の課題に集中する
基本原則7:レースのミスはたいてい前半で起きる
基本原則12:うまく走れた、いいレースができた、というとき、それはけっしてまぐれではない

コーチングをされている著者なのでやはりというかマインドセット関連のものは多いですね。基本原則7は共感しすぎて首がもげそうです。後半でミスすることってほとんど思い当たらず、強いて言えば諦めてしまうことくらいでしょう。

②トレーニング

基本原則1:ランナーはそれぞれ固有の能力を持っている:自分の強みを活かす
基本原則4:予想外のことに備え、トレーニングには柔軟性をもたせる
基本原則5:中間目標を設定する
基本原則8:トレーニングはやりがいを感じるものであるべき

個人的に、本書で最も期待しているのはトレーニングに関する記述です。ランニング系のYouTubeや雑誌を読んでいると、インターバル走、ベースアップ走、レペティション、など専門用語がよく出てきます。学生時代に走っていたら馴染みのある言葉なのでしょうが、あまり入って来ないんですよね。本書ではこれらの解説と具体的なトレーニングが書かれていて、楽しみに読んでます。

③コンディショニング

基本原則9:質のよい食事と睡眠をとる
基本原則10:病気にかかっているとき、ケガをしているときはトレーニングをしない
基本原則11:慢性的に身体の不調があったら医師の診察を受ける

どれも大事ですよねー。ダニエルズさんにもここまで体調が大事という点を書いてもらえると安心感があります。


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