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乃木坂46新センター中西アルノ活動自粛 最大の要因は運営側の判断ミスか?

加入したばかりの5期生メンバー、中西アルノがセンターを務める“Actually…”のCDシングルがリリースされるまでは、こうした記事を書くのはやめようと思っていたが、アルノの活動自粛が発表されたので予定を変更して、1人のドルオタとしての率直な気持ちを表明することにした。

まず、そもそもの5期生の選び方からして問題があった。

5期生に選ばれた者にセミプロや千葉出身者が多いため、選考方法に疑問が持たれていた。
研修生に選ばれた時点ですぐに上京できることが応募資格となっていることから、家族の説得や引っ越し先を見つけることに時間がかかる地方民が不利なのは明らかだ。つまり、最初から地方民は取る気がなかったが、居住地域を限定すると差別だなんだと批判されるから、こうした条件をつけて、一応、平等に募集しているアピールをしていたのだと思う。

個人撮影モデルを含めた芸能活動をしていたと思われるセミプロが多いのも同じ理由だろう。要はじっくりと育成している余裕がないから、人前でパフォーマンスすることに慣れているセミプロを採用したのだと思う。

つまり、コロナ禍になって、握手会という資金源がなくなった乃木坂の運営には、完全な素人を育てたり、地方民を上京させるための手続きを取ったりするための金や時間がないということなのだろう。だから、セミプロや首都圏在住者が優遇されたのでは?

まぁ、最初から合格させる者が決まっているのに、オーディションが開催されるというのは別に今に始まったことではないけれどね。
難関を通り抜けたというアピールをした方が逸材に思われるからね。
でも、参加者やその応援者からすれば、ふざけんなって話だよね。

まぁ、一般の就職活動にもそういうインチキは多いけれどね。応募要項のどこにもそんなことは書いていないのに、実際は“学歴フィルター”がかけられていて、あるレベル以上(安くこき使いたい場合には以下や未満)の学校の出身者しか、採用どころか面接すら受けられないってのはあるしね。

ちょっと前に誤送信メールによって、就職情報会社が“大東亜”という線引きをしていることが明らかになった騒動があったけれど、あれも根底にあるのは同じだしね。

公平に審査しているアピールをしているけれど、大抵はウソなんだよね。特に理由もないのに応募者の属性を限定するのは今は禁止されているからね。苦し紛れに“若年者育成のため”とか書いて、応募できるのは○歳までとか書いてある応募要項もあるけれど、あれだって、本当はダメだと思うしね。

リクナビとかマイナビとかエン転職で試しに応募してみて、1日かそこらで“お祈りメール”が来る企業なんて、間違いなく応募要項に書かれていないフィルターで無条件に落としていて、応募者の職歴なんて、まともに見ていないと思うしね。

そして、ファンから最も批判されているのが、アルノの個撮モデルという過去だ。

どちらかといえば、アルノ本人に対してよりも、その事実を指摘した人を誹謗中傷扱いして歴史修正しようとする運営に対する批判の方が大きかったのではないかと思う。

ネット上で指摘されているようにシミつきの下着を売ったり、金をくれれば性行為も厭わないみたいな発言をしていたことの真偽はさておき、全般的に個撮モデルという文化を多少は知っている人なら、限りなくパパ活に近いと思うようなことをしている者がいるのは事実だと理解している。

その一方で、地下アイドルやコスプレーヤー、モデルの卵、アイドル志望者にとっては個撮モデルという“仕事”が重要となっているのも事実だ。

また、撮影者には、単に若くて可愛い娘とデート気分を味わいたいがためだけに個撮カメラマンをやっている者も多いが、カメラマンなどマスコミ・エンタメ関係の仕事を目指している者や、撮影現場でアシスタントを務めている者などが、自分の実力を認めてもらうために、個撮モデルを利用しているケースもある。その点で言えば、個撮モデルと個撮カメラマンの思惑は一致している。両者とも有名になりたい、実力を評価されたいと思ってやっているわけだしね。

というか、地上アイドルやAV女優がやっている撮影会だって基本は同じだし、最近、アイドルのコンサートで増えているカメコ席と呼ばれる座席に座っている観客のみにコンサート中の撮影を認めるというシステムも同じだ。

要は、客から金を取っておきながら、客に無報酬で広報活動をさせているというシステムだ。

バカなファンは、“○○ちゃんを撮影できる!”と喜んでいるが、実際はタダ働きさせられているだけなんんだよね。
本来なら、カメラマン、広報担当として、報酬をもらうべき案件なのにね。

個人でやっている個撮と地上アイドルやAV女優の撮影会、地下アイドルの個撮の違いは何かと言うと、事務所を通しているか否かだと思う。

地上アイドルの撮影会はCDなど対象商品を買わないと参加できないし、AV女優の場合もDVDなどを購入しないと参加できない。
カメコ席に着くファンだって、コンサートのチケットを購入しなければならない。
地下アイドルの場合は商品を買うことはなく現金払いだが、その支払いは事務所が管理している。

でも、個人でやっている人は違うよね。
きちんと仕事として個撮モデルを務め、きちんと確定申告していれば問題ないが、撮影者から得た報酬を確定申告していない者が多いと思われる。

となると、それは性的な行為を伴っていなくてもパパ活と言わざるを得ないと思う。

なので、アルノが個人でやっていたにしろ、芸能事務所のようなものを通していたにしろ、きちんと収支報告をしていたことを証明できなければ、それはパパ活でしかない。

つまり、反社会的な活動、ちょっと前の言葉で言えば闇営業なので、これを指摘したファンを誹謗中傷扱いする乃木坂の運営も、アルノを擁護する一部の信者的ファンも考えを改めた方がいいと思う。

ただ、ネット上で発覚した一連の過去のアルノが関係したと思われる言動のうち、パパ活的なものに関してはアカウントを乗っ取られて勝手にやられたものだと言い訳できても、さすがにあの発言だけは言い逃れ出来なかったのではないかと思う。だから、運営はアルノを活動自粛させるという決断を下したのだと思う。

それは、“植物人間って光合成すんの?”とSNS上で発言したこたことだ。

植物人間という言葉は差別的だとして、この表現を使わくなって久しい。
なのに、アルノと思われる人物がこうした言葉を使ったということは、明らかに、この言葉が使われていた時代を知っていて、いまだにその言葉を使っている老害オッサンどもと“パパ活”を通じて接触していたということだしね。学校の教師がそんな言葉を教えるわけないしね。

さらに、光合成という言葉は単に、植物扱いされている人間だから光合成して生きているということだけを言っているとは思えないんだよね。
ネット民には、光合成をセックスの隠語として使っている人も多いからね。
つまり、“植物状態で動けない人って、セックスできないよね?性処理はどうしているの?”という、ちょっと見下した目線があるんだと思うんだよね。

これが明らかになれば、乃木坂に関するスポンサー各所からクレームが来るのは間違いないので、大事になる前に活動自粛させたんだろうね。

光合成発言に対する批判はどうやっても誹謗中傷として逃げられない、というか、本人が誹謗中傷しているから、こういう判断になったということだろうね。

あと、乃木坂の内部情報と思われるものを漏洩したとされる疑惑も関係各所からすれば、“ふざけんな!”って話だから、この点でお灸をすえられたってのもあるのかな?

それにしても、文春のやり方には感心せざるを得ないな…。

パパ活には違いないが、単なるオッさんが若くて可愛い娘に金を払ってデートしてもらっただけで、性的なものはないよねというマイルドなものをわざと最初に出しておいて、これで安心するなよというプレッシャーをかけ、結局、活動自粛に追い込んだんだからね。

何故、ファンがここまで、アルノのパパ活疑惑を騒ぎ立てたのかというと、それは、選ばれたばかりの5期制を新曲に選抜するのみならず、センターに起用したからだと思う。

しかも、乃木坂らしい雰囲気ではなく、櫻坂どころか欅坂のような楽曲で、そのセンターに選ばれたアルノのビジュアルが平手友梨奈っぽいからだと思う。
結局、秋元康は平手が好きなんだよね。というか、オッサンってショートヘア女子が好きなのが多いよね。 自分はそこまで興味がないから、まだ、オッサンにはなれていないんだろうな…。

といった具合に様々な批判がされているが、ここまでは“植物人間”発言以外は許容範囲だと思う。

でも、新曲“Actually…”の新センター以外の選抜メンバーが事実上のバックコーラス、バックダンサーになってしまっているのはダメでしょ。

欅坂が、実質、“平手友梨奈と愉快な仲間たち”になってしまっていたように、この新曲の構成は“中西アルノと愉快な仲間たち”状態だしね。

とはいえ、これがカップリング曲だったら、ここまで文句は出なかったんだと思うんだよね。アルノを売り出すためのユニット曲みたいな扱いにすればね。それに、曲調だって、これまで、世間が思う乃木坂の路線とは異なる楽曲だって色々あったしね。

4thシングル“制服のマネキン”はそれまでのお嬢様系フレンチ・ロリータ的路線とは違うけれど、この曲で新規ファンは掴めたわけだしね。

また、“インフルエンサー”だって、最初は“ブンブンブン”というフレーズがダサいとか、ラテン調で古くさいと言われていたが、乃木坂曲にしては珍しく、非オタにも知られる楽曲になった。

さらに、小室哲哉が参加した“Route 246”は古くさい小室サウンドなどと揶揄されたけれど、マスコミ受けは良かった。

だから、この“Actually…”だって、浸透していけば、受け入れられていくようにはなったと思うんだよね。少なくともサウンド的にはね。

ただ、CDシングル表題曲である以上、アルノと愉快な仲間たち状態にしてしまったことだけは愚策と言わざるを得ないと思う。

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