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「乃木坂スター誕生! LIVE」振替公演(夜公演)

乃木坂46の現場に行くのは、ファンのコール問題で猛批判された5月の日産スタジアム公演以来だ。
本来なら、この「乃木坂スター誕生! LIVE」は4月に開催されるはずだったが、乃木坂メンバー間でコロナ感染がクラスター化したために延期になってしまっていた…。
乃木坂メンバーにコロナ感染が相次いだのは、ライブ後に打ち上げをやるという感染症対策が全くなっていないことをしたことが理由であることは否定できないと思う。
日産スタジアム公演でファンが大声でコールしたのは、メンバーによる煽りに触発された面もあったということを考えると、結局、乃木坂メンバーって、コロナは風邪論者だらけなんだろうなというのがよく分かる。

このLIVEイベントはタイトルからも分かるように、日テレの深夜番組「乃木坂スター誕生! 」発の企画だ。4期生出演による「乃木坂スター誕生! 」の放送は3月に終わったのに、4月にイベントを開くということは、このプロジェクトが続くのだろうということは容易に想像ができた。

実際、去年9月の時には一度、番組終了をアナウンスしておきながら、すぐに10月から「乃木坂スター誕生!2」として再始動することが発表されたので、それと同じようなことを発表するのであろうことは誰もが予想していたのではないかと思う。
そして、その再再始動バージョンが5期生によるものになるだろうということも多くの人の想定内だったのではないだろうか。
おそらく、4月に開催されるはずだったイベント内で、5期生バージョンの放送開始を発表するつもりだったのだろう。

勿論、乃木坂メンバーのクラスター化によるイベントの延期がなかったとしても、5期生バージョンによる放送発表が本来の開催予定だった4月上旬時点ではできなかった可能性もある。

それは、5期生のメンバー2人が問題行為により活動自粛となっていたからだ。

5期生による「新・乃木坂スター誕生!」の放送開始が4月最終週と遅れたのは、活動自粛メンバーの活動時期の再開をいつにするのか、なかなか確定しなかったことも影響したのではなかろうか。

まぁ、この2人の問題行為の内容を考えると、アルノが2ヵ月足らず、おかひなが1ヵ月ちょっとの活動休止期間しかないのは、反省していない、形だけの反省アピールと言われても仕方ないと思うが、「新・乃木坂スター誕生!」を5期生でやるというのは決まっているから、それまでに活動再開を発表せざるを得なかったってことなんだろうね。

さすがに第1回から出ていると、活動自粛期間中に仕事していたことがバレバレになってしまうので、この2人は途中からの参加になっていたが、この番組を見ていると、ムカつくけれど、おかひなが可愛く見えるんだよね…。

番組自体についても語っておこう。

4期生バージョンにしろ、5期生バージョンにしろ、メンバーが昭和・平成の名曲を歌うというコンセプトは変わらない。
基本的なフォーマットとしてはトークコーナーなどを除くと、メンバーによる名曲カバー2曲、大物アーティストのコラボで2曲歌唱(1曲はそのアーティストの代表曲、もう1曲はそのアーティストの全盛期に流行っていた別のアーティストの楽曲というパターンが多い)の計4曲披露という構成が最近は多い。

ちなみに自分は歌唱部分だけを毎週見ているが、そもそも、人気アイドルの懐メロ歌唱って需要があるのだろうかと思ってしまう。

ゲストの楽曲をその本人と一緒に歌うというのは意味あるとは思うが、それ以外のカバーはどうなのかなって気がする。

コロナ禍になって、職場の飲み会の2次会とかでカラオケに行くことはなくなったけれど、要はそういうカラオケの場で女性社員が懐メロを歌ってオッサンどものご機嫌取りをしているのとほとんど同じだと思うしね。

あるいは、キャバクラやスナックで、キャバ嬢・ホステスが客のオッサンと懐メロをデュエットするような感じと言ってもいいかも。

ファンなら、カバー曲よりも、乃木坂の曲を聞きたいと思うのでは?地上波ではほとんど聞くことができない、カップリング曲とかアルバム曲を歌う方がファンは喜ぶと思うんだよね。

あるいは、この番組の元ネタとなったオーディション番組「スター誕生!」のコンセプトを尊重し、4期生や5期生の中から歌やダンスなどの表現力に秀でたメンバーを発掘するという名目なら、別に昭和・平成の名曲にこだわらず、最新のヒットチャートを賑わせている楽曲のカバーでもいいと思うんだよね。

なので、オッサンを喜ばせるためのカラオケを収録したような番組をイベント化しても面白いのだろうかという疑問も大いにあった。

でも、実際に見てみると、めちゃくちゃ面白かった!

歌われた曲はどれも知っている曲だしね。70年代、80年代、90年代、00年代、10年代と様々な時代の名曲、ヒット曲が披露されたが、どれも思わず一緒に歌ってしまいたくなるような曲ばかりだった。どんな好きなアーティストのライブでも、アルバム曲とかカップリング曲のような1〜2回しか耳にしたことがないような曲を歌われると、その瞬間はボーっとしてしまうけれど、今回の公演ではそういうのがないからね。
誰もが知っているような曲ばかりのセトリという意味では、ストーンズやポールのライブみたいと言ってもいいのかもしれない。

というか、「スター誕生!」パートが終わった後の4期生ライブコーナーの方が、“この曲、なんだったっけ?”と一瞬考えてしまう曲があったくらいだ。まぁ、4期生に関して言えば、“I see…”をやれば盛り上がるから、この1曲だけで十二分にお釣りはくるんだけれどね。

というか、このカラオケ大会セトリで席が埋まるということは、乃木坂のファンに若者が多いというのは偽情報ということなのかな?

それから、身分証をチェックされずに入場していた人もかなりいたように見えたが、自分は提示を求められた。何か、「お前はターゲットじゃねぇよ」って言われている気分だな。

とりあえず、えんさくは可愛い!特に「スター誕生!」パートで着ていた「うる星やつら」ラム風の衣装は反則だ!

そして思った。クラスター、5期生、日産スタジアムなど乃木坂を巡る印象の良くない問題が最近次々と起こっているが、もしかしたら、本来の乃木坂イメージを何とか保っているのが、4期生なのではないかと。まぁ、日産スタジアムのコール問題はカッキーが煽った部分も大きいんだけれどね。それに今回の公演だって、コールとまでは呼べないけれど、それって、単なる感嘆の声ではないよねというレベルの声を出していたオタクもいたしね。

それから、アロハシャツを着ている奴に、隣の座席のスペースにまで脚を広げているのが多いのは何故?アロハを着ていると気持ちがデカくなるのか?電車の中でスーツを着ている奴に脚を広げているのが多いのと同じか?

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