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疲れた時は、補う?流す?出す?

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

先日の土曜日、宇都宮では宮祭りが開催されました。
私も『寿町』という神輿を担がせていただいて早17年、今年も自分の中にいる別人格を呼び覚まして楽しむことが出来ました。

神輿担ぐと血がたぎるんです(笑)

それともう一つ!
今年はついに長女が神輿乗りデビューしました!
まさか自分の娘が神輿の上に乗る日が来るなんて夢にも思わず…、本当に一生の思い出を作ることが出来ました。

さて、神輿を担ぐと体にとてつもないダメージが蓄積されます。

約2時間、所々で休憩はありますが、それでも重い神輿を担ぎながら元気に歩を進めるのは肩や腰に負担がかかりますし、疲労もすごいです。

特に今年は張り切ってしまったせいか、土曜日の疲労が日曜日・月曜日になっても抜ける事がなく、もぬけの殻状態。

ようやく今日、火曜日になって朝活を再スタートさせましたが、やはり疲労感が強かったため、筋トレはせず少し散歩をしてストレッチを入念に行いました。

その効果もあって起床時よりも心も体も軽くなったような気がします。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、疲労を感じた時は皆さんどうしていますか?
・滋養強壮剤を飲む!
という声が聞こえてきそうですね。

確かに、滋養強壮剤も疲労回復には一役買うと思いますが、漢方では疲労や疲労感があるときは何かを補うだけが全てではないと考えます。

疲労物質が溜まっているなら…流せ

極端に肉体疲労を行うと疲労物質が体中に溜まり、それが疲労感につながっていきます。
肉体疲労を行った翌日に肉体の疲労だけでなく、メンタル的にもやる気が起きない場合は、体の中に老廃物が蓄積されている可能性が高いです。

この場合は、栄養を補うよりも、血流などを良くして疲労を流す方が回復が早くなることがあります。
疲労がたまっているときにゆっくりお風呂に入ったり、ストレッチをしたり、マッサージを受けたり、散歩をすると心身が軽くなるのは、疲労物質が流れたことで回復が促進されたと考えて良いでしょう。

この場合、漢方薬は冠元顆粒のような血流を促進する漢方薬が良いと思います。

日頃から疲労を感じているなら…出せ

さて、さほど活動していないのになぜか疲れを感じている人もいます。

この場合、実は疲労しているわけではなく、体に余分なものが溜まりすぎていて心と体の『重さ』につながっている可能性があります。
例えば、部屋の中が荷物でいっぱいで煩雑としていると、何となく気分がすっきりせず、イライラしたり、やる気が起きなくなる事ありますよね?
それに少し似ていて、体の中もゴミ(老廃物)や過剰な水が溜まっていると、怠さを感じる事があります。
この場合は、老廃物を排出することで心身が軽くなって疲労感が回復することがあります。

断食やファスティングなどをすると、心身の調子が良くなった!という人は、このタイプかもしれません。
炭水化物や脂質の多い食事を控えめにして、野菜をモリモリ食べるとスッキリするかもしれませんね。

温胆湯や五苓散など余分なものを排出する漢方薬が一役買えるかもしれません。

まとめ

疲労と一口に言っても、種類は様々で対処方法も様々です。
ついテレビCMなどを観ていると『疲れたら栄養を摂ろう』みたいなドリンクやサプリが多いですが、場合によっては何の解決にもならないことがあります。
自分の疲労の特徴を知って、それに見合った生活を行い、体質に合わせた漢方薬を服用することで、疲労知らずの毎日を過ごせると思いますよ!
夏はまだまだ続きます!疲労を回復して、疲れない夏を過ごしていきましょう!

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