Magene Extra TPUチューブ良いです。
TPUチューブ
ロードバイクのタイヤには、クリンチャー、チューブラー、チューブレスと種類がありますが、私が使っているのはクリンチャーです。クリンチャーはロードバイク以外のママチャリなんかでも一般的に使われているもので、外側のタイヤの中にチューブが入っていて、そのチューブに空気を充填して使うタイヤです。
このチューブにも色々種類があって、ブチル、ラテックス、TPUが主なものです。ブチルが多分一番ポピュラーで黒いゴムチューブです。ラテックスはのり心地は良いそうですが、空気が抜けやすいそうです。
TPUチューブというのは軽量チューブの一種で熱可塑性ポリウレタン(thermoplastic polyurethane)の事です。
今まで使っていたもの
これまではPanasracer のR' AIRを愛用していました。
これのバルブ長60mmの67gを使っていましたが、色々な記事でTPUが良い!というのを見かけたので、TPUを試してみました。
使用ホイール
使っているホイールはCampagnoloのBullet 50mmです。このホイールはアルミとカーボンのハイブリッドホイールで、リムのブレーキ面はアルミで、それにカーボンがくっついていて50mmハイトのディープリムになっています。アルミリムなので頑丈で、ディープリムなので巡航性能も高い良いホイールです。TPUは熱に弱いそうなので、今まで導入する事は考えていなかったのですが、MageneのTPUは高い耐熱性能なのでリムでも使えるというのがMageneにした理由です。タイヤはContinentalのGrand Prix 5000です。
購入価格
Amazonの2個セットで3,300円でした。PanaracerのR' Airは1本1,600円ななので、値段がほぼ変わらないのに驚きでした。TPUは高いものかと思ってました。
重量差
R' Airは67gでExar TPUは36gだから、車輪一つにつき30gの軽量化です。車輪は2つあるので60g軽くなりました。60gなんて自転車全体の重さの1%以下の違いなので効果があるのか疑問でした。
使い方
説明書によると、一度軽く空気を入れて空気が漏れないかチェックするようにとの事でしたが、面倒なのでスキップ。空気を入れすぎるといけないとあったので、かるーく空気をいれて他のクリンチャーのチューブと同じように入れます。
感じられた効果
普段は平日はローラー、週末は外で実走なので、まずはローラー台で使ってみました。しかし、何も効果は感じられず。まぁ、ローラー台なので路面はスムーズだし、軽量化の効果が感じられるはずは無いのは当然でした。
試してみた翌日に空気圧がどれくらい落ちるか、つまり空気がどのくらい抜けるのか測ってみましたが、ほぼ抜けてませんでした。R'Airは7 Bar入れた翌日には6.5 Barぐら落ちていて、ローラー台でも週に1度は空気を入れないといけなかったのですが、このTPUはほとんど空気圧が落ちませんでした。
週末に外で走りましたがタイヤが軽くなったがすぐに分かりました。信号ストップからの走り出しで違いがわかり、巡航もいつもより楽でした。登り坂も軽くなったのがすぐに分かり軽快に登れました。
欠点は乗り心地。R'Airと比較するとかなり硬い感じで路面の段差はより感じられます。空気圧を下げれば良いのかも知れません。
効果が感じられたので、パンクした時のスペア用に追加で2つ購入しました。このTPUは折りたたんだ時のサイズがR'Airよりも小さくなるので、スペアチューブを入れているケースも軽くなり、省スペースになりました。
しかし、外乗りする時はCYPLUSの小型ポンプを携帯しているのですが、TPUは熱に弱いので小型ポンプを直接付けてはいけないそうです。そこでCYPLUSが使えるように延長ホースを買いました。携帯するのにホースが増えてしまったので、重量とスペースは相殺になってしまいました。
お勧め
値段も高くなく、軽量化の効果を感じられ、空気の抜けも少ないのでお勧めできます。60gの差がこんなに大きいとはちょっと驚きでした。もう他のチューブを使うことは考えられません。まだ使ってから数ヶ月ですが、今のところ何の問題もないので、今後耐久性がどのくらいあるのか試してみます。
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