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3月11日

ミモザって、擬音化するなら「ぽぽぽ」って感じだなと見かけるたびに思っています。

因みに花言葉は「感情・友情・エレガンス」だそうです。素敵。

本日はそんな素敵ミモザのお写真をお借りしてきました。いい。


さて、本日は露骨なタイトルです。

忘れられない11年前の3月11日。東日本大震災が起きた日でしたね。

私は当時、まだ会社員で北埼玉に住んでおり、震度5強の揺れを業務中に経験しました。

15時からの会議に向けて、バタバタと資料を準備していたのを覚えています。

「やばいやばい、間に合わん」とせかせかとデスクでPCとにらめっこしていたところ、

まず何か落ちたようなぶつかったような、普段聞かない音がしたような気がするんですよね。

「え?」と思った瞬間、経験したことのない揺れに見舞われ、従業員の一部がパニックを起こし、事務所から飛び出して行ってしまったりする中、

「ドア開けて!!締めないで!!」と冷静に対処する先輩がいました。

その先輩の声掛けで、一部冷静さを取り戻した人たちがどうにか対処しなければと、あたふたするうちに、大きな揺れはおさまっていったという記憶です。

まず、飛び出して行ってしまった人たちを呼び戻さなければと、事務所の外へ探しに行き、一旦こっちは大丈夫そうだなということで、15時から予定されていた会議へ一応向かいました。

会議室には他部署の課長がぽつんと立ち尽くし、テレビを眺めていました。

その時はたしかとっくに15時は過ぎていました。

具体的に時間は覚えていないのですが、そのテレビに映るのは福島の様子だった気がします。

その課長さん、福島出身の方だったんです。

もう、吐き気というか気持ち悪さというのか、味わったことのない不快感と不安と衝撃で声を出すことが出来なかったのをよく覚えています。

当時、私のように北関東(海なし県)に住んでいた方は恐らく、いつもより段違いに強い揺れ、そして頻繁に発生する余震、停電・計画停電、ガソリン不足それらを体験した程度だったと思います。

とはいっても、これだけでも相当不安だったし、不便だった。いつもの生活がどれだけ恋しかったか。


先日、実は茨城の海を眺めてきたんです。

その日は晴れた暖かい日で、海風も冷たいけど心地よいと感じる程度。波が打ち寄せる音は、とても穏やかで耳に優しい音でした。

色々考えたけど、自然とはこれからも共存し、我々は営んでいくんだなと感じました。


2022年3月11日は、世界がウイルスや戦争で混沌としています。これはこれで、11年前には思いもしなかったこと。

年々、状況や環境は変わるし、でもこうして営むことを続けていられるという事実を噛みしめて、頑張らなくてはなと思った本日です。

被災地の復興に積極的に参加することもできておらず申し訳ない気持ちが強いです。しかしながら、営むことは諦めず、前を向いて参りたいと思います。


3月11日

これは色々な意味で忘れることのできない日です。


ちょっと重たかったかもしれませんが、本日のnoteは私的には前向きなnote。

明日は暖かくなるそうです。

皆さんにとっても素敵な春になりますように。

では皆様また明日に。


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