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僕の憧れ、惚れた監督 #1

 こんにちは。サッカー指導者2年生の油井です。前回からNoteの投稿範囲をTwitterに加えてFacebook、LINEで行っています。理由としては単純に多くの人に読んで欲しいからというのと、1つでも多くの❤(スキ)が欲しいからです笑。とはいえ話者の執筆能力が高いわけではないので、拙文にはなりますが最後まで読んでくださり、❤(スキ)を押してくださると幸いです。


 さて、前回は近況報告を行いましたが、今回は話者の崇拝する人について執筆してみたいと思います。ただ、崇拝するがあまり文章が到底まとまらない、シリーズ化する可能性もありますが、そこらへんもご了承ください。




 突然ですが読者の皆さんに1つ問いたい。

「いまサッカー界で1番すごい監督は誰?」





いろいろな声が聞こえてくる。あ、無難にペップ・グアルディオラか。CL取ったしハンジ・フリック?やっぱり若いしナーゲルスマン?え、君のチームの監督かい?・・・

この問いに関しては多くの答えがかえってきそうだ。その人自身のサッカー観に影響される部分が多そうだが、まあ色々な答えがあって然るべきだと思う。そして、僕も色々な答えのうちの1つだと思って、読んでみてほしい。

 僕は迷わずに彼の名前をあげる。

ジョゼ・モウリーニョ

と。

僕にとってサッカー界における世界一の監督はジョゼ・モウリーニョであり、それはおそらく揺るがない。サー・アレックス・ファーガソンのような監督が現れない限り・・・。そして僕は俗に言うモウリニスタだ。モウリニスタとは、ジョゼ・モウ・・いや、スペシャル・ワンが名付けた彼自身の信者のことを指し、僕自身も彼の信者である。ではなぜ僕自身がスペシャル・ワンのことを崇拝しているのか、彼の魅力、功績、パーソナリティを僕なりの解釈で伝えて、少しでもジョゼ・モウリーニョという人間のことを知ってもらう機会になる。


モウリーニョの魅力は多くある。カリスマ性、監督としてのストーリーなど挙げたらきりがない。その中で僕が思う1番の魅力は、

結果

である。ベンフィカから始まり、延べ8クラブで指揮を取って6度カップ戦のファイナリストに導き、5クラブでメジャータイトルを獲得した。そして、低迷期のチームをある程度立て直し、チームを去る。彼の率いたチームはどのクラブでも勝率50%以上という記録を残す。レアル・マドリードやチェルシーというビッククラブだけでなく、当時のベンフィカやウニオン・レイリアというクラブでも結果を残す。ちなみに勝率50%というのは基本的に2試合に1勝という計算で、38試合あれば、最低でも勝点51は残す。そして彼のチームスタイルは主に堅守であることが多いため、負け試合は少ないし、リーグ戦で10敗以上したのはわずかに1回。つまり、勝点60以上は超える。つまり、どのようなクラブでも最低でもトップハーフには食い込む。たとえオーナーがケチでも違う選手をとっても、スポンサー獲得にしか目がないCEOだとしてもだ。

そんなスペシャル・ワンのサッカーは一言で言えば、堅守速攻、守備的なサッカーと評されるが、勘違いしないでほしいことがある。あくまでベースに守備が来ているのは間違いないが、彼のチームは得点力もある。事実11−12シーズンのレアル・マドリードではリーグ戦121得点叩き出している(※その年のバルセロナが114得点)し、14−15シーズンのチェルシーでも73得点(リーグ2位)挙げている。つまり、彼のサッカーは決して守備的ではないということだ。彼は生粋のリアニストであり、彼のサッカーを一言で評するなら「勝つサッカー」だ。16−17シーズンユナイテッドを率いていた頃、ミドルズブラ戦ではビハインドの終盤に、バイリーとロホの実質2バックで、2点を奪いに行き、勝った試合もある。

筆者も現在ジュニア年代とジュニアユースを見ているが、もしジュニアユースの監督になったらこのサッカーを体現したいと心から願う。まあ育成年代なので、難しいと思うが・・・

オーソドックスなシステムは4−2−3−1か4−4−2で戦い、センターラインから固める。世界最高峰のGKに、空中戦、対人に強いCBを置く。中盤にはダイナモとして攻撃を摘めるアンカータイプにゲームメイク能力に長けている選手を置く。トップにはシーズン20得点は硬いストライカーを必ず置き、困ったときの空中戦要員も置く。サイドにもスピードが持ち味で1人でも仕掛けられるウィンガーに、攻守両面に走れるSBを置く。この世で1番変哲もないオーソドックス且つ強力なチームに仕上げるのがスペシャル・ワンのチームだ。

 だからこそ、彼はどこでも結果を出せるのだ。それはどこでも再現可能で、必ず予算だけの結果を出す。ジョゼップ・グアルディオラは多分チェルシーやポルトで結果を出せないだろう。ユリアン・ナーゲルスマンもサッカーは画期的且つ魅力的だけど、タイトルは獲得していない。ただし、スペシャル・ワンはバルセロナやバイエルン・ミュンヘンやホッフェンハイムなどで結果を出せるだろう。そして、彼は行かないと思うが、多分3年後には解任されるだろう。

 そう、彼のチームはオーソドックスかつ強力だが、基本長続きしない。特にここ最近は顕著に「魔の3年目」が訪れる。なぜなら彼のチームは再現可能である。裏を取れば、早く出来上がるぶん、早くに腐ってしまう。そして、リアニストであるがゆえ選手も脳が疲れるし、ストレスが溜まってしまう。だから、3年目に選手を大きく入れ替えるかしないと基本きつい。ただ、個人的にレアル・マドリードやチェルシー1期目に関してはリーグでは結果も出してタイトルも獲得している。インテルに関しては3年目がなかった。1モウリニスタとして、インテルの3シーズン目パラレルワールドは非常に興味深い。戦力もさほど変わらず、スクデット争いに食い込めたのか否か。興趣が尽きない。

ということで、第1回はスペシャル・ワンの功績について描き出したが、次回はスペシャル・ワンのパーソナリティな部分を覗いて更にスペシャル・ワンの魅力に迫りたいと思う。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。今回は自分がサッカー指導者としても人としても尊敬するジョゼ・モウリーニョについて長めに書きました。第2回も執筆しますので、そちらも読んでくださると幸いです。そして、1つでも多くの❤(スキ)をいただけると、次回執筆時にさらなる気合が入るので、押してくださる幸いです。今から指導なので、そちらも頑張っていきます。


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