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うちの畑にはクモが多い

歩いて5分ほどのところにある市民農園を借りている。15平米と広くはないが、家庭菜園レベルでは十分に広い。今の時期は、ミニトマト、ナス、キュウリ、トウモロコシ、スイカ、オクラ、甘長とうがらし、サツマイモ(安納芋)、落花生などを植えている。

雑草防止や土の保温性・保湿性を上げるために畝に黒マルチを張ることが多いが、うちの畑でマルチをしているのは全体の半分くらいで、サツマイモとトウモロコシとミニトマトとキュウリなど。
サツマイモは植えつけしてから活着するまで保湿したかったため、たっぷり水やりをした土にマルチをしてそこに芋づるを植えている。トウモロコシは4月初旬と少し早めに種まきしたのもあり、地温を上げたかったため。ミニトマトとキュウリはたぶん何となくマルチをしている。

マルチをしないとどうなるかというと、雑草が生える。雑草が野菜たちよりも強く繁ると良くないのだろうが、ある程度なら土の保湿に役立つし自然のマルチ代わりになってくれる。草丈が伸びてきても、その都度手でちぎって畝の土の上に置いておけば草マルチになる。実際、長ナスの下には枯れた雑草が積み重なって、すぐには乾燥しないようになっている。ナスは多くの水を欲しがるのでちょうどいい。

そして何より雑草たちが増えると、そこを住みかにするクモたちが増える。クモはいわゆる害虫を食べてくれるので畑にいてくれるとありがたい生き物。クモたちを増やすには雑草をはやすのが一番手っ取り早い。
水やりをすると、ちいさなクモたちが一斉に走り出す。あぁこれがクモの子を散らすということかと思いながら、水やりする。

4本仕立てにしているミニトマトの支柱に誘引した茎や葉っぱのすき間にクモの巣が張る。ミニトマトを収穫するときはクモの巣にさわらないように。

畑をやり始めてからはクモをありがたく思うようになったし、畑だけでなく家や車でクモを見つけてもいやじゃないというか親近感が上回る。

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