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2020年 俺的上半期ベスト・ソング100(その1)

先日、酔っぱらった勢いで上半期ベスト・ソング100を選んでいたら楽しくなってしまったので、その勢いに任せて記事化してみることにしました。

思っていた以上に大変な作業だったのですが、もう後には引き返せないので25曲づつ、全4回にわたって動画をつけて紹介していきます。各曲のコメントについては簡単な印象程度ですがお許しください。いずれにしても、全曲最高です。


● 「It Might Be Time」Tame Impala

インパラちゃんは『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その1)』で取り上げています。この曲は、後半のサイレンみたいな音が最高にテンション上がる。ライブで早く聴きたいっすな。

● 「You Fear the Wrong Thing Baby」The Radio Dept.

スウェーデン出身のドリーム・ポップ〜シューゲイザー、レディオ・デプト、久しぶりに名前を聞いた気がするけど相変わらずいいですね。コードとメロディの関係性が本当に気持ちいい。アルバムも楽しみだ。

● 「Fate Is...」Wednesday

ウェンズデイは『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その2)』で取り上げています。動画はライブ・ヴァージョンです。サウンドに比べてみんな、穏やかそうなメンバーなのもギャップ萌え。

● 「Nostalgia for The Present Moment」Jaunt

ジャウントも『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その2)』で取り上げています。こちらも動画はライブにしてみました。

● 「35.31」Childish Gambino

4年ぶりの最新作『3.15.20』から。シンプルなメロディの繰り返しなのだけど、その後ろでコードがどんどん変化しながらドラマティックに盛り上げる。こういう曲に弱い。

● 「Fall Apart」Ellis

カナダはオンタリオ州ハミルトンを拠点に活動する麗しきシンガーソングライター、Linnea Siggelkowのソロ・プロジェクト。フォーク・ミュージックを基調とした気怠いメロディを、シューゲイザー〜ドリーム・ポップ直系のディストーション・ギターが覆い尽くしていく。静かな前半から、奈落の底へと突き落とされるような後半のドラマティックな展開は胸熱。ホープ・サンドヴァル&ザ・ウォーム・インヴェンションズや、マジー・スターの「闇」の部分を希釈した世界観……といったら、ちょっと失礼か。

● 「誰にも言わない」宇多田ヒカル

宇多田ヒカルはこれまであまり熱心に聴いてきたわけではないのだけど、『Fantome』あたりから本当に好き。ここ最近のシングルはどれも歌詞がグサグサ刺さり過ぎます。

● 「Sift」Hater

ワナダイズやカーディガンズを輩出し、トーレ・ヨハンソンのタンバリン・スタジオと共に90年代スウェディッシュ・ブームを生み出したスウェーデンはマルメ出身の4人組。2018年にリリースしたファースト・アルバム『Siesta』も最高に素晴らしかったのだけど(僭越ながら日本盤のライナーを寄稿させてもらいました)、こちらの新曲も最高です。


● 「More」Paul Weller

7月にリリースされる、通算15枚目のアルバム『On Sunset』からの先行曲。シタールから始まり徐々にストリングスやホーン・セクションが絡み合っていくのだけど、ストリングスのアレンジがメチャクチャかっこいい。ちょっとデヴィッド・キャンベル(ベックの実父。『Sea Change』などに参加)を彷彿とさせるのだけど、アレンジは誰なんだろう。クレジットを見るのが楽しみ。

● 「Event Horizon」Ethan Gruska

フィービー・ブリッジャーズのアルバム『Punisher』にも前面参加していたイーサン・グルスカは、『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その2)』で取り上げています。


● 「Pure Luxury」NZCA LINES

マイケル・ラベットのソロ・プロジェクトによる、久しぶりの新曲。『Midnite Vultures』の頃のベックを彷彿とさせる、キッチュなポップファンクが最高。

● 「Anvil Bitch」Happyness

ハピネスは、『ロンドン出身の2人組Happynessの最新作が、とんでもなく素晴らしい件』『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その1)』で紹介しています。

● 「Jason」Perfume Genius

これまでに同様ブレイク・ミルズがプロデュースを手掛けた通算5枚目となる新作『Set My Heart On Fire Immediately』から。ちょっとジョン・レノンみたいで痺れる。

● 「Marigold」Emmitt Kai

イントロのトレモロアーム奏法がマイブラを彷彿とさせてブチあがる。この曲が収録されたアルバム『Freak Pop Novelty』は、他にもコクトー・ツインズばりのギター・サウンドがあったり、エレポップ風味の楽曲があったりしてなかなか面白い。

● 「Airwalkin'」GUM

テーム・インパラやポッドのメンバーとしても活動中のジェイ・ワトソンによるプロジェクト、ガムの最新アルバム『Out In The World』から。ラーガロック仕立てのサイケデリックなサウンドがカッコ良い。

● 「Fit N Full」Samia

ブルックリンを拠点に活動するシンガー・ソングライター、サミアのデビュー・アルバム『The Baby』から。90年代のパワーポップにも通じるような、清々しいメロディに心が洗われるよう。

● 「Moon」The Lemon Twigs

モット・ザ・フープルの「All The Young Dede」や、ルー・リードの「Satellite of Love」あたりを彷彿とさせるようなレモン・ツイッグスの新曲。相変わらずエモくてポップで酔いどれてて最高。アルバムも楽しみです。

● 「forever」Charli XCX

ソフィア・コッポラ監督作『ロスト・イン・トランスレーション』オマージュなジャケット写真も鮮烈だった、チャーリーXCXの最新作『how i'm feeling now』から先行シングル。

● 「circle the drain」Soccer Mommy

サッカー・マミーは『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その1)』で取り上げてます。

● 「Salut」NNAMDÏ

ナムディも『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その1)』で取り上げてます。

● 「Unforgivable」Christian Lee Hutson

クリスチャン・リー・ハットソンは、『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その2)』で取り上げてます。

● 「no song without you」HONNE

2018年のアルバム『Love Me / Love Me Not』以来となる新曲。今年1月、突発的にロサンゼルスを訪れた際、アンダーソン・パークのプロデュースなどで知られるポモと一緒にスタジオで作業。その後、ロンドンのハックニーにあるプライベート・スタジオにてロックダウン中に完成させたとのこと。イラストレーターのホリー・ウォーバートンが制作したPVは、60年代のソウル・ミュージックのようなこの曲の世界観と相性バッチリ。

● 「Look Through the Window」lavender Diamond

なんと8年ぶりの新曲。ブライト・アイズのネイト・ウォルコットがトランペット、ササミがフレンチ・ホーンで参加し、フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドを彷彿とさせるチェンバー・ポップを作り上げている。めっちゃドリーミ――。

● 「Starstruck」Sorry

このアーティストは『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その2)』『「ピクシーズっぽさ」ってどこからきてるのだろう? -ピクシーズのDNAを色濃く受け継いだバンドについて』にて取り上げています。

● 「Kyoto」Phoebe Bridgers

フィービー・ブリッジャーズは『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その2)』で取り上げています。先に挙げたイーサン・グルスカやクリスチャン・リー・ハットソン、プロデューサーのブレイク・ミルズなど、今年の上半期はフィービー人脈が大活躍でした。

というわけで、今回はここまで。

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