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御朱印から振り返る旅歴 1

おれは御朱印を集めるのが好きだ。

御朱印は旅の思い出。振り返ることで、旅の中のいろんな出来事を思い出す。

1冊目の御朱印帳が埋まった記念に、これまでの旅の思い出を順次日記に綴って行こうと思う。最初に綴るのは、おれが御朱印を集めるきっかけとなった諏訪地方への旅の思い出。



諏訪大社

おれが御朱印を集め始めたのは2019年。
東方風神録の聖地巡礼で諏訪大社へ参拝した。

最初に本宮へ。そしたら『四社の御朱印を集めたら記念品プレゼント!』みたいなキャンペーンをやっていた。

ここでおれは初めて御朱印というものの存在を知る。

よし!御朱印を集めよう!!
せっかくなら下社から巡って最後に本宮の御朱印を賜わろう。

旅館から借りたチャリを駆って諏訪湖の周りを巡る。

下社秋宮

最初に訪れたのは秋宮。

鳥居をくぐるとちょっと長めの参道とデカい杉の木。
その後、最初に見えてきたのは巨大なしめ縄が目を引く神楽殿。
「こーゆーのマイクラで作りたいけど、しめ縄ってどう表現したらいいんだろう」
とか考えながら見学していた。

秋宮神楽殿

神楽殿のすぐ裏、ほんと20mくらいのところに拝殿がある。

秋宮拝殿

拝殿のきれいな写真を取るために、画角とか角度を頑張って工夫していた思い出がある。

他の参拝者さんが写り込まないようタイミングをずっと見計らったり、神楽殿にぶつからない範囲でできるだけ引きで撮るよう頑張ったりね。

そして秋宮の社務所にて御朱印帳を購入。
おれの御朱印集めはここから始まった。


下社春宮

春宮は秋宮に比べて質素だった印象がある。

単純に参拝者が少ないからそう感じたのか、日当たりのせいなのか、はたまた訪れた時期(11月)は神輿が秋宮にあるから本当に神様のオーラ的なものが弱かったからなのか。

春宮神楽殿
神域内の紅葉が色づいててきれい

前宮までチャリ旅

さて。上社2社は春宮から諏訪湖を挟んで正反対の位置にある。1周14kmくらいある諏訪湖沿いをチャリで走る。

天気に恵まれ、紅葉も見頃でマジで走ってるのが楽しかった。

気軽に立ち止まって写真を撮る事ができることは自転車の強みですな。

コントラストが美しい


天高くナンチャラ

上社前宮

一旦本宮の前を素通りして前宮へ。

ここではひとつやらかした事がある。
神様に対して無礼を働いてしまった。

当時は知らなかったのだが、神様に参拝する前に御朱印をもらうことは罰当たりなのだ。

そのバチが当たったのか、仕事がめっきり上手く行かなくなって結局その時働いていた会社を退職。

みんなはちゃんと参拝してから御朱印もらおうね。

前宮本殿

さて。右の看板によると、前宮ってのは『本宮ができる前からある』って意味での『前』ってことらしい。

それを知ったおれは「じゃあつまり洩矢神を祀ってるってこと?」と勘違い。

前宮の祭神は本宮と同じく建御名方命と八坂刀売命です。
覚えて帰ってね。

上社本宮

さて。神様に無礼を働きながらも下社と前宮の参拝を済ませ御朱印を賜った。残るはいよいよ本宮。

ここでちょっと豆知識をば。上社本宮では拝殿があるのみで本殿はない。それは諏訪大社が『御神体を守屋山とする』神社であり、御神体を格納する本殿が必要ないってことらしい。

(じゃあ他の山岳信仰の神社も本殿無いのか?と今思ったのだが実際どうなのだろう)

上社本宮拝殿

ここで参拝を済ませ、4社の御朱印を集めきったときの達成感は素晴らしかったね。

当時の写真の撮影時刻を調べたんだけど、秋宮に着いたのが11時、本宮に着いたのが16時だから、5時間以上チャリを漕いでいたことになるんだね。

それだけあちこち駆け回って集めた御朱印だ。ほんとうに嬉しかった。

ちなみに。4社の御朱印を集めるともらえる記念品というものが、特製の巾着袋だった。ちょうど御朱印帳を入れるのにちょうどいいサイズの。


余談

さて。4社の御朱印を集めて満足感に浸っていたおれだが、同時にまだたくさんある空白のページを見て
「こんなたくさん埋まることは無いんだろうな」
と思っていた。


が、数年後には一冊目の御朱印帳が埋まることになる。
他の御朱印の思い出はまた明日。それじゃあ、おやすみ。

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