教師の資質

諸富祥彦さんの「教師の資質」を読みました。

教師に最も重要な資質は「子どもに何度裏切られても決して見捨てない姿勢」

【教師は人間関係のプロであるべき】
教師は自分の好みでコミュニケーションに差を作ってはいけません。タイプの違うこたちが集まるのが学校。生徒の性格に合わせる能力は必要です。教室経営では公平さの維持もとても大切。誰も損しないように教室の隅まで意識を向ける。

【生徒と心のつながりを持つ】
いくら授業が上手くても、顔が良くて清潔感があっても心で生徒と繋がらないとそこまでです。子供は無意識に本当の価値に気づくし見抜きます。表面ではなく内面で繋がること。分かってあげる共感力と生徒が何を求めているかを見つける洞察力を持ちたいです。

【魂を揺さぶる】
プライドの高い先生は自己満足な授業をしたり、ムキになって生徒に反論したりします。教師も人間なのでそういう欠点があってもいいですが、教師の一番の役割は生徒の魂を揺さぶることです。教師が自分をさらけ出して哲学をぶつける。生徒はそれを聞いて自分の人生に投影して考えます。ありきたりのことを言わずに自分を全部出しましょう。