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第105回全国高等学校野球選手権記念大会 決勝展望

皆さん、こんばんは!
さぁ、いよいよ夏の甲子園も決勝戦となりました!
2連覇を目指す仙台育英か、
107年ぶりの優勝を目指す慶応か、
展望していきます!

第1試合 

仙台育英(宮城) - 慶応(神奈川)

仙台育英勝ち上がり

1回戦  19-9 浦和学院(埼玉)
2回戦  8-2  聖光学院(福島)
3回戦  4-3  履正社(大阪)
準々決勝 9-4  花巻東(岩手)
準決勝  6-2  神村学園(鹿児島)

慶応勝ち上がり

2回戦  9-4  北陸(福井)
3回戦  6-3  広陵(広島)     延長10回タイブレーク
準々決勝 7-2  沖縄尚学(沖縄)
準決勝  2-0  土浦日大(茨城)

 今年の選抜の初戦でも対戦している両校。そのときは、仙台育英が粘る慶応を振り切って、延長タイブレークの末に、2-1でサヨナラ勝ちを収めた。夏、そのとき以来の再戦の舞台は決勝。元々優勝候補に上げられ、強豪校を次々撃破し続けてきた両者。決勝戦にふさわしいカードであることは間違いない。
 2連覇を目指す仙台育英は、初戦から戦うごとに力をつけ、遂に、2004、2005年の駒大苫小牧以来の夏の甲子園2連覇への挑戦、いや、「日本一への招待」が近づいてきた。決勝を戦うにあたって、昨夏の優勝を経験している選手が多く居るのは大きな強みと言える。昨年、胴上げ投手となった髙橋、甲子園でも150キロを超えるストレートを投げ込むまでに成長した湯田の2人の投手が安定。他にも、田中、仁田、武藤と錚々たる投手陣が顔をそろえる。打線で印象的なのは、何といっても「したたかさ」。4番齋藤陽は、準決勝でもセーフティスクイズを成功させるなど、どんな形でも点をもぎ取る貪欲さが、試合の主導権を常に握るしたたかさに繋がっている。失策が今大会目立っていることが気がかりだけに、決勝では、守備の乱れからの失点に注視していきたいところだ。
 107年ぶりの栄冠に向けて、あと一勝まで迫ってきた慶応。森林監督の下、伸び伸びとした野球で激戦の神奈川大会を制した勢いそのまま、決勝まで勝ち進んできた。注目されているのが1番の丸田。甲子園に入り、4割を超える打率で、打線に火を点ける役割を担っている。2番の八木にも準々決勝以降で当たりが出てきたことで、打線にもより切れ目が無くなってきた。8番の主将大村、9番の投手小宅にも準決勝でタイムリーが生まれるなど、下位打線も好調だ。投手陣は、準決勝で完封したエース小宅、準々決勝で好投を見せた2年生左腕の鈴木、抑えの役割を担う松井の3人の投手の安定感が光る。小宅が準決勝で9回を投げている状況から、鈴木に求められる役割も大きいものとなりそうだ。仙台育英の強力打線に対して、最少失点で踏ん張り、終盤までもつれる展開を作れば、107年ぶりの優勝への可能性も近づくだろう。

 意外と、優勝本命校同士の決勝も、近年なかなか無かったように感じますね。それだけにこの両者の対決は、選抜で対戦したこともあり、お互いの優勝への意地のぶつかり合いが見られるかもしれません!仙台育英の2連覇の夢か、慶応の1世紀越しの意地か、どっちが勝つのか、楽しみです!!

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