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第105回全国高等学校野球選手権記念大会 1日目展望

皆さん、こんにちは!
いよいよ明日から、105回目の夏の甲子園が開幕します!
今年は、有力校が早々に敗れるなど、波乱含みの地方大会となった中、
49校の新進気鋭の高校球児たちが深紅の大優勝旗をかけて争います!
今年も展望をしていきたいと思います!
まずは、1日目です。
第3試合には、優勝候補同士がぶつかる好カードもあります!

第1試合 土浦日大(茨城) - 上田西(長野)

 両校とも地方大会決勝を終盤の逆転勝ちで制し、甲子園切符を掴んだ。粘り強さには、勢いに乗っている両校とも自信を持っており、終盤までもつれた試合展開が予想される。
 5年ぶりに甲子園出場を決めた土浦日大。前々回出場した際は、今回と同じ長野県勢の松商学園に敗れたこともあり、長野県勢へのリベンジマッチともいえる。茨城大会決勝では、霞ケ浦のプロ注目右腕・木村から9回に一挙5得点を奪い逆転。そのときに同点打を放った4番香取、強打の2番太刀川(たちかわ)、2本塁打を放った3番後藤など、中軸には長打力がある。一方で投手陣は、エースナンバーをめぐり切磋琢磨してきたエース左腕の藤本と、最速149キロ右腕の小森の2枚看板。安定感のある投手陣と、粘り強い打撃陣が噛み合えば、37年ぶりの甲子園勝利も狙えるだろう。
 上田西も、長野大会決勝で、終盤8回に3点差をひっくり返す逆転劇を見せた。決勝のスコアだけ見ると打撃のチームと思われがちであるが、無失策の守備からも言える通り、堅守のチーム。最速143キロの権田、カットボールを操る滝沢、トルネード気味のフォームから投げ込む服部の3人の速球派右腕を中心に、守りからリズムを作る。打撃陣の注目は、3番に座る横山。高校通算30本塁打、長野大会でも2本塁打の長打力と、堅実な遊撃守備で、プロのスカウトからもOBの高寺望夢(現阪神)に匹敵すると評判を受ける。横山ら中軸に走者が居る状態で回したいところだ。

第2試合 共栄学園(東東京) - 聖光学院(福島)

 春夏通じて初の甲子園出場を果たした共栄学園と甲子園出場経験豊富な昨夏甲子園ベスト4の聖光学院という甲子園経験に関しては対照的な両校の対決。打ち合いの展開が予想される。
 帝京、二松学舎大付、関東第一など、有力校が次々と敗退した波乱の東東京大会を制した春夏通じて初の甲子園出場の共栄学園。「ミラクル共栄」の愛称のごとく、準決勝、決勝と2回2アウトからの逆転劇で、甲子園切符を掴んだ。昨秋の東京都大会では1次予選敗退。そこからウエイトトレーニングなどの体作りに専念したことでスタミナを強化。中でも左腕の茂呂は、イニング数を同じ数の三振を奪えるタフなエース。決勝の終盤でも、相手のスクイズに対応するなど、冷静なマウンドさばきも光る。エースが最少失点で切り抜き、終盤勝負に持ち込めば初勝利も見えてくるだろう。
 延長10回タイブレークの末、4点差をひっくり返す伝統の粘り強さで、甲子園出場を決めた聖光学院。強みは福島大会で1試合9得点以上取っている驚異の打力。中心は昨夏の甲子園を経験している1番の主将髙中と、4番に座る三好。髙中は福島大会で6割1分の打率を誇り、リードオフマンとして十分な役割を担った。4番の三好は長打力は影を潜めたものの、5試合で8打点とここぞでの勝負強いが光った。投手陣は昨年とは異なり、4投手の継投で勝ち上がってきた。速球派にサイドスローとタイプが異なる投手を揃えており、目先を変えられる継投で、勝ち上がりたいところだ。

第3試合 浦和学院(埼玉) - 仙台育英(宮城)

 優勝候補同士の1回戦屈指の好カードとなった。両校ともに、豊富な投手力を売りとしており、継投のタイミングがカギを握る、ハイレベルな試合展開が予想される。
 埼玉大会で1度もリードを許さずに甲子園出場まで駆け上がった浦和学院。注目したいのは、名門校で1年生で4番を務める西田。4回戦では本塁打を放つなど長打力が光る。脇を固める打撃陣も、小林、月山、喜屋武(きゃん)、三井ら、4割を超える打率を誇る巧打者がずらりと揃う。投手陣も7試合で失点がわずかに5。エースの伊藤が肩を痛める中でも、試合を作る力のある鈴木、細澤や、リリーフとして登板することの多い月野など、6人の投手陣の継投で、エースの穴をカバーしてきた。投打にバランスの取れたチームで、優勝候補に食らいつきたい。
 連覇ではなく「2度目の初優勝」を掲げて甲子園に臨む昨夏王者の仙台育英。盤石な戦いぶりで、宮城大会を順当に突破した。5試合を通じて2失点の鉄壁の投手陣は、150キロ近い速球を投げる髙橋、湯田、仁田に加えて、制球力の高い田中や2年生の武藤など、新戦力も加わった。打線では昨夏から甲子園経験が豊富な野手が引っ張る。昨夏から4番を張る齋藤陽、多彩な投手陣をリードで引っ張る尾形など、経験値ではどの高校よりも勝っていると言えるだろう。5試合で盗塁19と機動力も健在。昨夏の勢いそのままに、初戦の強豪対決を制し、2度目の全国制覇へ突き進む。


どのカードも1日目から注目試合ばかりですね!
では、外したら誰かさんに焼肉を奢ってもらいたいスコア予想です!

第1試合 土浦日大(茨城) 4-3 上田西(長野)
第2試合 共栄学園(東東京) 5-8 聖光学院(福井)
第3試合 浦和学院(埼玉) 3-2 仙台育英(宮城)

1日目から、テレビにかじりつくことになりそうですね!


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