第95回記念全国高等学校選抜野球大会 1日目展望

皆さん、ご無沙汰しております!
いよいよ、センバツの季節がやって参りました!
昨年王者大阪桐蔭、昨夏東北勢甲子園初優勝を果たした仙台育英を軸に、
有力校、古豪、初出場校とバラエティに富んだ高校が、
紫紺の大優勝旗をかけて争います!

ということで、明日(第1日)の3試合の展望から参りたいと思います!

第1試合 東北(宮城)- 山梨学院(山梨)

 12年ぶりに選抜に戻ってきた宮城の古豪・東北と昨秋関東大会覇者の実力校・山梨学院の対決。お互いに投手力には自信があり、ロースコアの接戦が予想される。
 東北は、ハッブスと秋本の左右2枚看板を中心に、堅守から試合を組み立てていく。米国人の父、日本人の母の間に生まれたエース右腕のハッブスは、身長188センチの長身から投げ下ろす、角度のある直球を武器に「ダルビッシュ2世」との呼び声も高い。多彩な変化球をコーナーに投げ分ける左腕秋本は公式戦で防御率0.00と抜群の安定感を誇る。継投のタイミングも重要になりそう。打撃は勝負強さを持ち、甲子園出場がかかった東北大会準決勝では、3本の本塁打を放つなど、長打力も誇る。東北大会で負傷した強打の捕手・日隈の復調具合もカギを握りそうだ。
 昨秋、29年ぶりに関東大会を制した山梨学院。昨春、夏の甲子園を経験しているメンバーも残り、大舞台での経験は十分。注目は、昨秋から急成長を遂げているエースの林。テンポの良い投球は守備陣にもリズムを与え、関東大会でも大活躍。明治神宮大会で打ち込まれた反省から、直球の球速アップにも取り組んできた。攻撃力も出場校の中でも高いレベルにあり、甲子園を経験してきた上位打線の中でも4番髙橋は、高校通算44本塁打を誇るなど、大柄でパンチ力がある打者がずらりと並ぶ。まずは、昨年成し遂げられなかった甲子園での1勝を目指していきたいところだ。

第2試合 北陸(福井)- 高知(高知)

 昨秋の北信越大会優勝・北陸の今大会注目右腕・友廣に対して、高知打線がどのように対応するかが、試合の争点になりそうだ。高知の多彩な投手陣による継投にも期待したい。
 34年ぶりのセンバツ出場となる北陸は、エースで4番の友廣がチームの大黒柱。投げては、185センチの長身から投げ下ろす伸びのある直球と内角を突く強気の直球が持ち味で、打っては、公式戦で4割の打率を誇る。ポイントとなるのは、友廣の前を打つ3番の平田。正捕手として友廣を盛り立てると共に、打においても、友廣に繋げる役割を担う。50メートル6秒0の俊足・小南を中心に機動力や小技も効果的に使う。バッテリーを中心とした堅実な野球で、阪急ブレーブスを彷彿とさせるユニフォームと共に、甲子園31年ぶりの勝利を目指す。
 伝統的な粘り強い野球で2年連続の選抜出場を決めた高知。「4本の矢」と呼ばれる多彩な投手陣に期待がかかる。試合を組み立てる西村真、ロングリリーフを任されることの多い辻井、OBの森木大智(現阪神)に憧れて入学した潜在能力抜群の本格派・平、昨春の選抜でも投げたトルネードサイドスローの中嶋と、タイプの異なる4人の右腕で、ピンチを切り抜けていきたい。攻撃力では、昨秋四国大会3試合で四死球24を選ぶなど、選球眼に優れた打者が揃う。4番を打っていた門野が右手首の骨折から、どこまで復調できるかも重要になるだろう。

第3試合 大垣日大(岐阜)- 沖縄尚学(沖縄)

 本格派右腕を擁する似たタイプの2校による対決。大垣日大のエース山田、沖縄尚学のエース東恩納(ひがしおんな)による、ハイレベルな投手戦が期待できそうだ。
 大垣日大は、78歳の名将・阪口慶三監督の下、2年連続の出場となる大垣日大。大黒柱のエース山田は、昨年のセンバツでも背番号10で登板したが、そのときに比べて、投球の組み立てが巧みになり、昨秋の東海大会では、愛工大名電に完封、三重に完投勝利し、スタミナも申し分無い。山田に続く2番手投手の成長にも期待したいところだ。打っては中軸に力があり、3番で阪口監督の孫に当たる髙橋、四番の大型ショートの米津、5番のエース山田を中心に鋭い当たりを放つ打者が揃う。阪口監督の甲子園通算40勝達成にも期待がかかる。
 意外にも9年ぶりの選抜出場となる沖縄尚学は、本格派の最速145キロ右腕・東恩納の成長ぶりに期待がかかる。伸びのある直球に、内角をえぐるツーシームを始めとした変化球の切れで勝負する。打の中心は、リードオフマンを担う知花。ミートに徹するバッティングコントロールは天性のものをもっており、昨秋の九州大会の打率も7割1分4厘と驚異の数字を誇る。守備面でも中堅手として、俊足を生かした広い守備範囲が魅力で、攻守共にキーマンとなりえる存在。昨年の明治神宮大会では仙台育英に一挙5点を奪われサヨナラ負けし、悔しさを甲子園の舞台にぶつける。

では、当たるはずの無いスコア予想を(笑)
第1試合 東北3-2山梨学院
第2試合 高知2-1北陸
第3試合 沖縄尚学5-3大垣日大
どれも接戦の展開になるかと思います。
もしかしたら、今大会から導入される延長10回からの
タイブレークがいきなりみられるかもしれませんね!
WBCと共に見逃せないセンバツ、明日から楽しみです!


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