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徒然なるままにプロ野球

交流戦が終わりが見えてきた点から

 今年も、交流戦の終わりが見えてきました。ここから約1か月後にはオールスターを控えています。今シーズンの振り返りおもしろそうだなと思った点に関して記したいと思います。

現役ドラフトを通じて

 この制度は、昨年~今年で初めて、導入された制度だそうです。なかなかいい制度だと感じます。「ジャスティス」こと田中正義選手はファイターズのストッパーに、(田中選手は、近藤選手のFAの人的保障) 大竹選手はタイガーズのエースとして君臨しています。

 このように、本来力を持った選手が他のチームで活躍するのを見て、なかなかいい制度だなと思います。やはり、実力のある選手がくすぶって出場機会が増えず、飼い殺し状態になってしまうのはその選手にとっても不幸だし、野球界全体にとってもよくないと思います。それを少しでも防ぐ手段としてはいい方法と考えられます。

5月のタイガースの快進撃

 これは、すごい勢いでした。やはり、投手力が特に、素晴らしかったですね。また、接戦に強かったです。その投手では、新戦力の台頭もうれしい誤算のひとつでしょう。

ファイターズの逆襲

 これも、投手力がものを言っていますね。チーム防御率はパリーグナンバー1ですね。開幕当初の失速の影響もあり、まだ4位で3位とのゲーム差もかなりありますがなかなか面白いです。先発投手陣は、昨年から実績のある投手が活躍していましたが、中継ぎ投手もかなり良くなってきました。中継ぎ・抑え投手は、防御率より奪三振率、WHIP、被打率などをできるだけ指標としてみますが素晴らしいです。

 昨年、日本一のバファローズのリリーフ陣も昨年は160キロ前後の投手が次々出てくることに驚きましたが、今のファイターズはどこのチームでもストッパーを任せられる投手がゴロゴロいるという状況ですね。

スワローズの失速

 昨年、一昨年のセリーグ覇者のスワローズが苦しんでいます。タイガースが連勝街道まっしぐらの時には、連敗街道でした。WBC出場選手が多かったことが影響しているかなと感じました。昨年、三冠王の村上選手、山田選手、が特に打撃不振ですね。どうしても、本拠地が狭い神宮球場という事もあり、「打ち勝つ」印象が強いだけに打てないとチーム状況には深刻なダメージを及ばす例ではないかなと思います。

 ただ、その影響も払しょくされ、投手が夏場にかけて疲れてくることを考えると今後調子を上げてくるかなという予感もあります。


混戦の交流戦

 かつては、人気のセ、実力のパなんて言われましたが、去年、今年はほとんど拮抗していますね。数年前は、日本シリーズでも圧倒的な差を見せつけられていましたが、ここ2年の日本シリーズ、スワローズ、バファローズの戦いを見ると、どの試合も白熱して目が離せない手に汗握る展開で面白いです。

 混戦の交流戦は、各チーム実力が拮抗してきた証ではないでしょうか。

投高打低著しいパリーグ

 今に始まった話ではないですが、今年はより一層際立っています。いまのところ、3割バッターが1人というのは、驚きです。少し前までは、3割バッターが打撃10傑のほとんどを占めるのが一般的でしたから。なお、セリーグはそこまでではないですね。

 パリーグでは、2割5分で一流打者と呼ばれる日が近そうです。いや実際、規定打席で2割5分打ててたらリーグを代表する打者です。(いやーすごい時代です)

投高打低の要因は?

 パリーグの球場は概ね「広い」ことがまず上げられます。大きなフライでも外野フライになったり。球場面でいうと、パリーグは「ドーム球場が多い」ことが上げられます。これは、ほぼ毎日出場する野手にとってはほぼ中止がないという事はで続けることになります。

 違う側面を見てみましょう。パリーグの「投手のレベル」です。パリーグの投手は、ホントに剛速球投手が増えました。かつて、150キロの速度なら一流でしたが、それが160キロになってしまった感があります。マリーンズの佐々木投手は165キロレベルです。パリーグのタイトルを総なめにしているバファローズの山本投手は160キロのストレートをコンスタントに出します。また、このような投手は変化球も高速で150キロ前後の落ちる球などどうやって打つの?というレベルです。また、先述通り中継ぎ・抑え投手もレベルが上がっているように思われます。

 これは、メジャーリーグに限りなく近づきつつあるように思われます。

今年のペナントレースの行方

 なかなか、予想するのは難しいです。昨年日本一のバファローズは中継ぎ投手のローテーション制を導入するなど、夏場での疲れが見られないように工夫をしています。このような工夫を行うチームが増えています。

来年以降のルール変更の可能性

 メジャーリーグでは、ピッチクロックが導入されました。元々は試合時間短縮のために導入されたようですが、日本のプロ野球でも導入の可能性は高いと思われます。これで、また新しい「野球」の側面が見られるような気がしています。

まとめ

・現役ドラフトで選手の流動性を高め活躍の場が広がる
・投手力の高いチームが好成績
・交流戦の混戦で、どのチームも実力拮抗か
・パリーグは投高打低が著しい
・もし、NPBでピッチクロックが導入されると?

 









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