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自重と構築。

【淡く目映く】城蛍さん初個展
アトリエMOKAHのオープンアトリエで
少しばかりお目にかかった城さんの初個展。
そのキュレーターがとあるギャラリーで知り合った
山内舞子さんだというのだから不思議だ。

オープンスタジオの際、私はビールを飲むことに専念していたが、
その目の前で、城さんの画が購入されていくところを目の当たりにした。
その対応に追われていた彼女とはあまり話せなかったが、
勢いのままツイッターをフォローした。
すると、プロフィールにこうあった。
「本名です」。

額縁の話や美大に進学していない経歴なども
きっと、うんざりするほど聞かれているんだろうな。
でも、額縁の話はいつか少しばかり聞いてみたい。

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ゴリ押しの油画ではなく、
自重(じちょう)気味なその色彩感は、
不思議な視点とモチーフの組み合わせを内包した
独特の世界観をもっている。
どこか日本画の要素が見え隠れしているようにも見える。

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その静かな画を囲い込む、あるいは切り取っている額も自作で、
そこには人の目がいく存在感がある。
それは何を意味しているのだろうか。
立体へと蠢く気持ちはいかなるものか。
そして工作への情熱は如何ばかりなのだろう。

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山内さんとつらつら話しながら拝見しているうちに画題を撮り忘れた。
平面的に置かれた女性の下着の画かな。
好きでした。“部屋”という文字が画題にあったような。

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また、MOKAHのオープンアトリエがあるといい。
その制作の現場で、少しばかりお話できればと密かに願っている。

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