山梨のキャンプ施設「るうふTiny House Camp」に行ってきました
先日、お休みの日に山梨県にあるキャンプ施設「るうふTiny House Camp」に行ってきました。
1日5組限定で、1組あたり独立したキャビンで宿泊するので、プライベートが確保された空間で安心して寝泊まりできますし、感染症対策の面でも安心です。
私が宿泊したのは、高床式の最も小さなキャビン。できる限り無駄を削ぎ落としたミニマムな空間でした。
施設に到着したら、まずは敷地内の畑にて夏野菜を収穫させていただきました。
色も形も大きさも、同じものは何一つとしてない野菜達が目の前に広がる光景は圧巻です。
キュウリの棘の鋭さ、ナスの皮の張り、トマトの色の赤さなど、様々な手掛かりに美味しい野菜を探り当てるという作業を通じ、視覚と触覚が研ぎ澄まされた実感がありました。
普段買い物をするスーパーに並んでいる野菜は、形や大きさがある程度均一に保たれているので、あまり深く考えずに購入していたことに改めて気付かされました。
収穫した野菜は夜ご飯のBBQで焼いても良いし、食べきれなかった分は家に持ち帰ることも可能とのこと。
そう聞いて貪欲な心が芽生え、籠から溢れるほどの野菜を収穫してしまいました。
収穫したキュウリとトマトをすぐ近くで流れている川で冷やし、そのまま丸かじりしたのも初めてで、本当に貴重な体験でした。
施設の方々に夕食の準備をしていただいている間、家から持ってきたビールで乾杯。
横を通りかかった施設の方に「最高ですね!夏ですね!」と声をかけていただきました。
さて、待ちに待った夕食の時間です。
暖炉裏テーブルに次々に料理が運ばれていくのを見ながら、既に2杯目のお酒を喉に流し込みテンションMAXです。
熱々に加熱されたダッチオーブンを開けると、そこには鶏が丸々一羽・・・!
施設のすぐ近くで手作りされているこんにゃくを前菜として出していただきました。こんにゃくってこんなに瑞々しいのか、と、酔いが覚めるほど美味しかったです。写真のピントはずれてしまいましたが。
飲食物の持ち込みはお酒含めOKなのですが、現地でも山梨県産のワインを注文できます。
私は料理に合わせて、スパークリングワインと赤ワインの2本を注文しました。
(写真は撮り忘れてしまいました。)
ゆっくりゆっくり日が沈んでいき、お腹も心も満たされたところで、デザートにということで出していただいたマシュマロ焼きを楽しむことに。
施設の中心部にある共用キャンプ場でマシュマロを焼いていると、女性4人で遊びに来ているグループと言葉を交わすうちに仲良くなり、手持ち花火に混ぜていただきました。
キャンプ特有の不思議な高揚感のせいでしょうか、人見知りの私でもすぐに他人と仲良くなれるのが不思議でした。
次の日は曇りの予報だったのですが、窓の外から夏らしい青空が見えて安心しました。
夫はずっと楽しみにしていた珈琲の焙煎が待ちきれない様子で、どの宿泊者よりも早起きして張り切っていました。
生豆を火にかけ、ミルでごりごりと挽き続ける夫の向かいで、私は朝食のホットサンドを作りました。
あらかじめ用意されていたハム、チーズ、マヨネーズのほか、前の日に収穫したトマトと夕食の残りのバターをパンの間に挟み、ホットサンドメーカーを網の上に置いて焼き色がつくのを待ちます。
鳥の声と木漏れ日が降り注ぐ、穏やかな朝の時間。
蜘蛛の巣すら美しく見えてきます。
夫が作った珈琲が湯気を立てて入り、ホットサンドも良い焼き頃になりました。
(ホットサンドの写真はiphoneで撮影)
実は、珈琲が苦手な私は珈琲が有名なカフェに行っても紅茶を飲んでいたのですが、この日飲んだ珈琲は苦味が強すぎず、夢中になって2杯もおかわりしました。
ホットサンドも、トマトの酸味とチーズのまろやかさが口の中で溶け合い、外で食べるからかもしれませんが、今まで食べたホットサンドの中で一番の味でした。
朝食を済ませてからは、周辺を散歩して写真を撮ったり、後片付けをしたりして過ごしました。
チェックアウトは各々のタイミングで、特に誰に声をかける必要もなく施設を後にして良いというゆるい感じでした。
その後は、勝沼周辺のワイナリーを何軒か回り、試飲をして気に入ったワインを10本ほど購入しました。
これで暫くの間、お酒には困りません。
美味しい食事とお酒、そして美しい自然を堪能し、目一杯夏を満喫できた2日間でした。
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