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「情報を引きだす方法」〜読書会の感想〜

皆さんは相手から「引き出したい情報」があったとき、どのようにして聞き出しますか?
直接聞くこともできますが、デリケートな部分や教えたくない情報もあるでしょう。
もしそれを、相手に全く気づかれない方法でごく自然に聞き出す方法があるとしたら・・?

元FBI捜査官であるこの本の著者 ジャック・シェーファーさんとマーヴィン・カーリンズさんはいままで、交渉や尋問の場でこの手法を用いて重要な情報を「聞き出す」ことに成功しています。
この本の中にも著者の教え子がある実験で、お店の店員さんから結婚記念日や誕生日などプライベートな情報を

まったく気づかれずに

聞き出すことに成功しています。

薬局薬剤師として仕事をする上で、情報収集はとても重要です。
しかし、どうしても聞きにくい部分というのは誰にでもあるものです。
だからといって医療上必要な情報かもしれないけれど、突っ込んで聞いてしまうことで患者さんとの関係を悪くしたらどうしよう・・などと考えてしまうこともしばしば。
そんなときに、この本に書かれている
「引き出し法」
を使うことで、ごく自然に、そして相手との距離を縮めながら情報を聞き出すことが可能になる。医療関係者として、これ以上の有益な方法はないと思いました。
詳しい方法は本書を参考にしていだだくとして、簡単に言うと

1.相手との間に信頼関係を築く
  〜相手に対して「好意シグナル」を送る(心からの笑顔を見せる)。
  〜共感などを使い、相手を「いい気分にさせる」。
2.サンドイッチ法を使う
  〜最初は雑談。チャンスが来たら本題へ。情報を聞きだしたら、また雑
   談
3.性格タイプを知り、活用する
  〜相手が「内向的」か「外向的」かでアプローチが変わる。

ということです。
11/3に読書コミュニティ「Lectio」でこの本の読書会がありました。
読書会の中でも
「相手に気持ちよく聞かれたら、ついしゃべってしまう。」
「職場でも、知ったフリしてこっそり聞き出している(いわばカマをかける方法)。」
「販売や美容部員などもこの手法を取り入れたらすごいかも」
などいろんな視点から感想が出てきていました。
このコミュニティに参加するようになって、読書を自分に課すようになり、読書会を通じて毎回刺激をもらっています。
コミュニティの詳しい内容はマグさんのツイッタ−から。

さっそく明日、スタッフの誕生日でも聞いてみようかな・・・。

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