雲を眺めた夏が終わる

やっと秋らしくなってきた。この夏はとにかく暑くて、毎日雲の写真ばかり撮っていた。 写真は書き割りか合成写真みたいで、現実感が薄かった。

温暖化と言われ始めてから随分経つが、いよいよ誰の眼にも明らかなレベルで気候が変わってきている。体調に影響が出やすいので気候の変化には敏感な方だと思う。今年7月末の酷暑はちょっと辛かった。しつこい夏風邪を引いてしまった。

そんなわけで最近、気候の変化を嘆くことが多かったのだけれど、この前一緒にライブをやった高木大丈夫くんと小西遼くんが「今年の夏は夏らしくて良い夏だったね」「雲もきれいだったね」なって会話をしていて、ちょっとハッとした。

ついつい昔と比べて「今は悪くなっている」と思いため息をついてしまう...そんな自分の癖に気がついたから。あんなに楽しんで雲の写真をたくさん撮っていたじゃないか。

過去と比べるのはやめて、今に楽しみを見つける日々にしよう、
そう思った。