ヘッド上半分

ギターデザインブック(1980?)②

と、いうわけで1980年(中3〜高1)くらいに書き潰した「ギターデザインブック」から。何を書いたかあまり記憶にないので、じっくり観察してみます。

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↑ シリアル0011、「SA-1」だからセミアコのイメージなのかな。どことなく、リック・スプリングフィールドが使ってたグレッチAXEの残像が。。。
ブリッジはT.O.M.風。「セットネック22F」とも。「10Wモニターアンプ付き」、アンプ内蔵ギターは’60年代からシルバートーンとかテスコ(グヤトーン?)で製品化されてたけど、左側にヘッドフォンアウトがついているところが、宅録野郎の発想。


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↑シリアル0012、名付けて「未来」...トヨタが2014年に発売した近未来的デザインの水素自動車の名前も「MIRAI」。昭和の未来感ってこういう感じ。

いわゆる「近未来」はいつまでたっても「現在」にならずに、この30年ほどスマホ等の小出しにされたテクノロジーの向こう側に先送りされているようなモヤッとした感覚がある。単に、技術革新に慣れすぎたのか?

いやきっと、タイムマシンとかワープ航法とか、20世紀の物理学を覆す革命的なテクノロジーがまだ生まれていない閉塞感が大きいから。放射能除去装置も欲しい。イスカンダルにあるなら取りに行きたいよ。「あの頃の未来に、僕らは立っているのかな?」とは、けだし名言。

で、1980年の俺の「未来」。
「1弦部のみ26フレット」だそうです。チョーキングできない(笑)ウリ・ロートのSky Guitarとか写真で見たのかも。'80年頃のギターのトレンドは、スルーネック、アクティブサーキット、24フレット、変形(気味)っていう印象。

「ミニ・シンセ内蔵 エレクトリックトレモロとオクターバー装備 従来の音域の狭さを解消 ベース並みに低い音やギターより高い音も出せる」そうです。今だとモデリング系でそういうギターもあるね。あと、「エレクトリックトレモロ」はワーミーのコントローラーとして、去年実用化されたらしい。34年も前に考えついた自分を褒めてやりたい。右下のスイッチは「UP:オクターブUP CENTER:ノーマル DOWN:オクターブDOWN」だそうです。これだけ古いと記憶なし。自分だけどもう他人。


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↑ちなみにこれは現在所有の2016年発売、VOX VSS-1(改)。シンセベースやシンセの音もでる。右のピックガード的な部分(オリジナルと比べないとわかりにくいけど)はオリジナルにはない自作カスタマイズ。  

’90年代後半はヴィンテージにハマったり、’00年代はライブで使える新しいギターをオリジナルのまま使うのが主だったけど、最近また改造グセが再燃してきていろいろやってしまう。。。

続きはまた次回。

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