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国民民主党代表選、一進一退の激闘が人を成長させ、組織を成長させる

あまり書くことではないかもしれないが、国民民主党代表選から目が話せない。凄すぎる。あくまで党内での選挙のため結果は見えてしまうが、中身は一進一退。うちのボスが勝った2016年の代表選、前原さんが初めて経済政策”All for All”を井出英策氏から伝授し勝った2017年の代表選と、連続して見ているが、現実的な経済財政政策のレベルが高い。(アベノミクス当初ではなく2017年以降に積極財政、反緊縮が経済政策のトレンドになったことは加味しておきたい。)

外交安全保障と憲法以外の弱点となる分野もしっかりカバーしている。また告示日から1日1日議論で弱いところをその日のうちに改善し、次の日に盛り返してくるところがディベートの参考になる。路線対立だけに終始しないところも素晴らしい。

推薦者からの声にもあったが、前原さんは30年以上も毎週駅に立っていることが選挙に強いというが、街頭に立つということは全ての人にとって平等な1日の中で、インプットの時間を削り、アウトプットの時間を多くしていることになる。これにより地盤を強くはなるが、政策は弱くなる。初当選までの経験や学習などのインプットによる貯金だけで30年間走り抜くのは無理。かなりの工夫、やりくりが必要。国を率いるということは、価値の問題に加え、経済、福祉から外交安保までの全分野で政策を語りぬく知識を必要とする。ネット討論会司会者から回答があったが「更問い」は候補者への事前共有なしとのこと。

国民民主党代表選、結果云々は置いといて内容や議論を刮目する価値がある。

高野はやと