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読書感想文:ドレスデン・ファイル~魔を呼ぶ嵐~ジム・ブッチャー

ドレスデン・ファイル~魔を呼ぶ嵐~ 
ジム・ブッチャー著

日本語の副題がなんだか笑っちゃうのだが、内容もそれなりに笑ってしまう楽しい本(と言っていいのか一応)。


主人公は、その町で唯一「魔法使い」として電話帳に番号をのせている男。
彼は挫折を経験したことがあり闇の誘惑に屈しそうになったことがある。
つまり、よくある克己物語で(それが悪いんでは全然ない、むしろ歓迎)、歓迎しないのは、当然のようにシリーズもの第一作の気配がすることだ。
シリーズにしなければ、どうしようもないんだろうか、あちらの業界。
続編が日本で出たかどうかは知らないんだが。

何しろこの文庫、コンビニで買って忘れていた、読むのを。

(2009/12 この本はバーティミアス・シリーズとして、欧米ではきちんとしたヒットシリーズであり、映像化もされ、続編もある。こてこての「現代に紛れ込んだ魔法使い」の分かりやすいファンタジーであり、ストーリー展開は読者を裏切らない。貶す意味ではなく読む年齢により受取り方が変わる物語なのだと思う。学生時代に読んだら好きだったろうなあ。)



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