【詩】 とぼとぼと

どこかで


とぼとぼと

かつて夜の道を

月だけを友に

長く歩いた


どこまでもしるべのない道を

畦に添って長く歩いた

知らぬ土地はどこまで歩いても畦ばかりでやがて人の家が見えると

既に灯りが落ちていた

月だけを灯りに

夜の道を歩いた


遠く

鉄の機械の音がする

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