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【詩】74歳の足跡

74歳が

自分の生きて来た足跡を

少しでも残したいとそう言った

それも良い

足跡どころかむしろ爪痕を

どこにでも深く刻め

それすらもおそらくすぐに

風に吹き曝される砂のように薄れる

人の生き様に意味などなくとも

輝ける一瞬は

失われるからこそ美しい
74歳の足跡



(2020年11月27日から再投稿)

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