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読書感想文:池袋ウェストゲートパーク・シナリオ集

活字の本を読むのが好きで、確かにそれも良く読む。

それの中で「池袋ウエストゲートパーク」は確かに私の好きな本のひとつだ。
そもそもほとんど全くテレビというものを見ないのでドラマの存在は知らず、まず先に本を手に取った。(2004/8のこと)
平積みの、既に文庫に落ちてからのことだったと思う。

今回、届いた本の中にその本のドラマの、シナリオ集があった。
これは私が注文したものか、と、手にとって意外に思った。
注文をクリックする時には気分に左右されることが多いので、時折思わぬものも届く。
まだ通読してはいないが、会話のみで構成されると文章も、それが目に見える「ドラマ」として再構成されるだけのレベルのものであれば、なかなかに面白い。
チェーホフやその他の、そう言えば劇作家のものすものだとて、結局は「会話形式」と呼ばれるものなのだ。
古典の劇作家が書いたものが尊ばれ、現代のそれが卑しまれる理由はあるまい。

 自分自身は格段に小説に準じた表記の方が楽なので、そう言う形式を採ろうとは思わないが、要は、どう言った媒体で発表されるかで言葉の流れが実は変わってくると言う話でもあるような気がする。

じっくりと読むのは辛いのかも知れないが、確かにテンポはよい。

(2004/8 ドラマを見ていないのにシナリオを読んで)


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