読書感想文:闇よ、我が手を取りたまえ/デニス・レヘイン

読書日記はデニス・レヘインの「闇よ、我が手を取りたまえ」。

あとがきでチャンドラーの正当後継者と書かれてハードボイルドと目されているようなことを書かれていたが、そうか……?

後継者とまでは思わなかったが、結構面白かった、人間関係が複雑で微妙でね。

この作品にはお約束通り猟奇殺人鬼も登場するが、それそのものよりも、主人公(探偵)と女性(助手を務めている)と、女性の元夫、それと二人の共通の友人などの微妙な関係性というか、複雑な感情を伴う人間関係がポイントなのではないかと思う次第。

実はこれが二作目らしく、前作あることに気づかず読んだので微妙に分からないところもあったんわけだが、悪くはないと思う。どうもシリーズたくさん出ているようだが、追いかけるほどの愛は湧いてない。

(2003年。シリーズものの二冊目から読んでしまった困惑具合が見て取れる)


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