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【詩】 その矢を放て

放て


放て

その矢を


過ちでもよい


心の臓を
鉄と鉛を
血と肉を

貫き通すだけの矢羽根であるなら

過ちであることすら大した意味を持たず
ただ
とどまり切れぬ激情だけが残るだろう

放て

何もかもを貫いて

迷いも焦りも何もかもを貫いて


放て

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