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【詩】内心の渦巻くさま

渦巻く


ことばが

さまざまに


渦巻く


逆巻く

まず何から始めればいいのかすら見失うこの愚かしさ

君にも覚えがあるだろう

憤りや

焦りや

哀しみにも似て

書くべきことがあるはずだと

白い紙とペンまで用意して

向き合った瞬間に見失う

その瞬間に

絶対に書きつけておこうと思った全てが

さしたる価値のないように思えて

それを書き残すか躊躇う


誰にも読まれぬうちに

己が己の心を葬る

濁流に飲まれた記憶はもうどこにもない

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