読書感想文:族長の秋/ガルシア・マルケス
ガルシア・マルケス 著
そもそもなんでこれを買おうかと思ったかというと単純に「百年の孤独」という私の好きな小説の作者の作品だったからだ。
独裁者と牛。
まあそれはともかく短編集。
その感覚に共感できないことは、ある種甚だしいのだけれど、それは文化としてイメージを共有できないことに起因していることもまた分かっている。
そこに行けば必ず拒否反応を起こすのも分かっている気がするのだけれど、そう言ったものに惹かれるたちはまたどうしたものか。
それもおそらく私だけではない。
好むとは違った領域で魅せられる。
三個の錠前。
浴槽の七色の泡。
四十八羽の小鳥。
物言わぬ星そっくりな
それらの言葉そのものが喚起する心象をどう捉えるか。
何かの夢に近い。
おそらくはそれも夢。
(2007年ころのメモ)
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